8月 20 2012

ヘルシンキ – ストックホルム船の旅

フィンランド3〜4日目はちょっと仕事で田舎の方へでかけたり。

フィンランドは電車も概ね正確です。

乗り継ぎも前の電車が遅れたら、ちゃんと待っててくれる。

なんでも冬だと、人命に関わるかららしいです。そりゃそうだね…w

このあたりはお仕事関連だったので、ちょっと省きますが、

ヘルシンキの駅のキオスクには見覚えのある漫画が…。



そういえばかの有名なアカデミア書店でもなんか

(フィンランド語でよくわかんなかったけど)『銀牙 -流れ星 銀-』のフェアやってたし。

作者の方のサイン会もあるっぽかったぞ…。

日本の漫画スゲー。


お仕事の合間に、こんなお城見学したりしつつ、

(手前に軍事関連の博物館があるのでこの光景…厳つい。)



いろいろして、舞い戻ったヘルシンキ。


4日目の夕方からは豪華客船でストックホルムにいきます。

船旅!テンションあがるぜ、船旅!

ちなみに16時間かかります。しかも日本に帰る飛行機がヘルシンキからで、

ストックホルム行きも急に決めたのでなぜか船で往復です。。

まあ、ほとんど寝てるんですけど。

前回の写真の使い回しですが、これに乗りますよ。↓



出航は17時。でも15時から乗れます。

そんな早く乗ってなにすんの…と思ったら、これ一応国際航路なのでTAX FREEなのね。

で、フィンランドの方もスウェーデンの方も何が目的かって、どうも、酒だねw

早々に乗り込んでDuty Free Shopでしこたま酒を買い込んでいる地元の方達。

ま、あとそれ以外にもサウナはあるし、ジャグジーはあるし、

船内のメインフロアはプロムナードになっていて、

お店やレストランやゲームセンターが入っているので、うろうろしてると結構楽しめます。

こんなかんじ↓



ちなみにここでもムーミンやミーのキャラがディズニーランドよりかなりやる気のない態度ですが

船内を手を振りながら歩き回っていたり、ステージがあったりします。お子さまに大人気。

タバコはデッキで吸えますし、一番上には眺めの良いバーもあります。



日本から直前に予約したので、一番安いクラスだったんですけど、

それだと、船の底のほうなのね。船だから狭いのはいいんだけど、窓がない。暗い。

ちなみにちゃんとシャワーやトイレはついていますので、設備的には問題ないんだけど

何しろ暗い。なんか悪いことした人みたいな気持ちになる。囚人的な。

いいんだけど…。寝るだけだし…。と思いつつもあまり部屋にいる気分になれず、

(というわけで帰りのお部屋は+2500円程度でアップグレードしてもらいました。

お部屋にプロムナードを見下ろす窓があるクラスにしてもらったんだけど、

それだけで全然違うね!気分が!これならお部屋でお酒も飲めるよ!)

デッキやバーをさまよいながら、酩酊。危ないので本気の酩酊はおススメしませんよ!

しばらくこんな↓景色が楽しめるので(この日は雨が降ってきて寒かったけど)

お外の方がだんぜん気持ちいいです。

海辺にぽつぽつとたつ可愛らしいお家。別荘かなー。船がつないであったりします。

こんなところにコナン君が来たら、あっという間に殺人事件というようなおあつらえ向きの舞台ですね。



いい気持ちで酩酊してデッキをさまよっても手すりも腰までなので、くれぐれも自己責任で!w


自己責任と言えば、この船、一切パスポートの提示とか求められませんでした。

いちおう昔は電車でも国境越える時はパスポートとか見に来たように思うのだけど…。

あとフィンランドはトラムも全然検札に来ません。あ、電車は来たけど。

レストランの朝食もなんにも部屋番号とか聞かれないし、チケットもない。

ただ乗り、ただ食いしようと思えばできるけれど、私はこれがすごくいいなあと思いました。

とりあえず一定数の屑がいることはやむなしとして許容して、

だけど基本的には人を信じることで成り立つシステム。大人だと思う。

(もちろんどちらも、抜き打ち的に調べられることはあって、

それで不正が見つかった時にはペナルティがあります)

自由っていうのは、許容して、フォローして、信じることで成り立つんだなあって感じで。


話がそれましたね。

眠くなったらお部屋に戻って寝て、起きて朝ご飯を食べたらストックホルムです。(早)


オゥ、都会…。ヘルシンキより全然都会…。

というわけでのこり2日はストックホルムで買い物三昧です。

体力もそろそろ限界ですけどもw





8月 2 2012

ヘルシンキ滞在記(2)

ヘルシンキ2日目にしてもう一つわかったことがあります。

雲の流れがとっても速くて、天気が変わりやすいってこと。

朝降っていた雨も、朝ご飯を貪っている間にやんだので、出かけます。

まずは観光案内所でヘルシンキカード購入。

ヘルシンキの見所のひとつというか、なんというか

他にあるのかどうかもよく知らないけど、観光案内のお姉さんとガイドブックのオススメにより

今日はスオメンリンナ島にいくことにします。

リンナはフィン語で「城」らしい。

〜リンナという地名を結構見かけますがあれは城がある街なのでしょうね。

スオメンリンナ島はただし、城塞。そう、要塞です。世界遺産です。

港から船で行くわけですが、ぷらぷらと港へいったら、マーケットやってるじゃないの!





この時期の旬なのか、いちご、ブルーベリー、あと謎のベリー、

スナップエンドウ、きのこの屋台がやたら多い。

その青果ゾーンを抜けると、日用品ゾーン、お土産ゾーン。

その奥に老若男女のクラフターの皆さんが思い思いの素材でつくった

自分の作品を売っているエリアが。

船に乗る目的を一瞬で忘れて、物色に走る私。

結果的にアクセサリーとタイツをにこやかに値切って、断られて、でも買ったりしてたら

(旅だとどうしてもあまり重いものを買うのはためらわれる哀しい習性)

10時になってしまいましたよ。

早くいかないと混むって言われてたのに、計画性のない私。

そしてフェリーはやはり混んでいたわけですが、無事に乗れたので問題なし。



後日乗るストックホルム行きの豪華客船を横目に15分ほどで到着。

降りたら自由に散策です。

広いよ…。ちょっとしたハイキングですよ。スニーカーでよかった。

で、のろのろしてると周辺から人がいなくなるわけですよ!

人が多いんじゃなかったのか!ひとりぼっちじゃ迷うっつーの!

地図とにらめっこしつつてくてく。人影をみつけると近寄る方式で何となく一周します。

要塞なのですが、地元の人もなんか遊びにきて芝生でゆっくりしたり、

ひなたぼっこ(またか)してたり、水遊びしてたりします。

住んでいる人もいるのかなあ。。カフェやレストランももちろんあります。



こんな大砲なんかもあったり。



お天気もよいので気持ちはよいです。



城壁の中には個人的にテンションあがるこんな通路も。

もちろん歩けますが、暗闇でヒャッホイしてるとまたひとりぼっちになるので自重。


一時間半ほどで一周して、戻ってきたので、アイスを食べます。

ここでもアイスは探さずとも見つかる。

日差しはあたたかいから日向のベンチでアイスとともにしばし休憩して、

フェリーでヘルシンキに戻ります。


またもマーケット広場をブイブイ言わせて、お昼もここで。市場は大好きです。

いつまででもいられる。市場の次はスーパー的なショッピングモールが好きです。

海外に行ったら外せない私的2大巨頭。

ここのマーケットも、海側のほうに、サーモングリルや、イカフライや、

ミートボールや、ジャンバラヤ的なものを鉄板で焼いているご機嫌な屋台が

並んでいたのでここで、山盛りのイカフライとソーセージとイモと格闘。


さて、午後からは本格的にノープランなので、なんとなくトラムに乗ろうかなとか。

そういえばカモメ食堂にいこうかなとか思い立ったりします。

近くまで来たんだけど…。



ここから地図が間違っててさんざん迷ったり。

ことりっぷの北欧のマップ、まちがってまっせ!(ここで言っても)

しかたないので迷いwifiをキャッチして住所検索して、歩いてたお姉さんに聞く。

で無事到着。



ここでだらだらしている間にも雨が降ってきたので、

ぼーっとテラスでお茶をいただきました。

ヘルシンキ中の日本人観光客を煮染めたような空間かと思いきや

意外に地元の人も普通にご飯を食べていました。

もちろん、日本の方も何組かお見かけしましたけど。


雨がやんで…あとはね、見かけたスーパーに突撃したり、

適当にトラムに乗ったり降りたり、おしゃれっぽい雑貨屋に迷い込んだり、

洋服屋に迷い込んだりという、いつものだらだらした旅に戻ったので、

あまりご報告することもないのですが。。

やはり家具はすごく素敵なものが沢山ある。あまり高くないし。

いい椅子とかいい照明とかあったけど、買うわけにもいかず。。

歩いてる途中に「デザイン博物館」みつけて、入りたい!とおもったらもう閉まってたとか。

いつもの私の旅クオリティです。

日が長いからどうも、時間の感覚に慣れないって言うのは致し方ないところ。


でもね、ヘルシンキ、こじんまりとしたいい街です。

それこそ全員(たぶんあった人は全員)英語がしゃべれるので、

コミュニケーションもさほど困りませんし。

ノープラン旅には最適。そろそろ住めるんじゃないかなと思い始めました。2日目にして。