3月 28 2011

異形の魅力「忍びの国」

やべえ。忍びかっこええ。なんだろう、この魅力。

なんだかんだ言って忍者ものとか大好物です。

忍びの国

「のぼうの城」が割に面白かったのでこちらにもにょろっと触手。

「忍びの国」だもの、ええ、忍者ものですよ。

史実と虚構を上手く組み合わせた手法はのぼうとおなじだけれど、

私的にはこっちの方が好み。おもしろかった!

だいたいね、「甲賀忍法帖」とか大好物ですからね。

山田風太郎氏のものすごい荒唐無稽なフィクションっぷりもすてきだけど

こちらは人物に無理なくキャラクターを与える技がすごく上手い作者さん(和田竜氏)なので

ただでさえキャラが立ちがちな忍者とかもう!すてきでござるよ。


忍びは人非人。人の価値観と違うルールで生きてる、異形の悪集団。それが前提。

無門という忍者が主人公?なんだけれど、彼もまた、人非人。

だけどね、なんか憎めない。残酷な子どもみたいで、無邪気なの。

最終的にある出来事で、彼は変わるのだけど、そこがね、泣ける。

こういう心のあり方や変わり方っていうのは、あるよねって思っちゃう。

そのリアリティで、なんか泣ける。


無門はすごく強いんだけど、その強さとかも単純に楽しいし、

やっぱりなんか私には、アウトローや、モンスターや、異形って、心惹かれる題材なんだなー。

そういうものが単純に悪なんじゃなくて(存分に悪であっても欲しいんだけど)

彼らなりの心や道理があるものが好き。


いよいよ司馬遼太郎大先生の「梟の城」とかも読むべきかしら‥これは。


忍びの国 (新潮文庫)のぼうの城


3月 24 2011

ソラニンをみたよ

なんで宮崎あおいちゃんはあんなに人気があるのか。

いや、可愛いけどさ。可愛い‥可愛い?可愛い‥か?みたいな。

でもなんだろう、あの独特の透明感というか、現実感のなさはすごいけど。

雰囲気だよね、雰囲気美女。とか日頃思っている訳ですよ。

まああれだ、私はデビュー当初の広末涼子ちゃんも、

可愛い…のか?みたいに思っていたので

あの種のナチュラル系美女に関しての感受性が著しく低いんだろうな。

ちなみに私的に文句なしに美女と思うのは黒木メイサちゃんとかー、

栗山千明ちゃんとかー、柴崎コウちゃんとかー、ああいう人形顔ね。人工的美女。


と話が果てしなく脱線しそうだけどこれ見ましたよ。



うん。宮崎あおいちゃん可愛い。(え)


漫画は読んだけど、あれ、種田君

(なぜか映画の種田君=高良健吾くん=沼田君という名前に勝手に置換される謎現象発生)

こんなに長生きしてたっけ(酷い)?

いや、なんか原作も実は種田君が死ぬってことしか覚えてないという。

映画ではかなり長く種田君と芽衣子ちゃんの日々が描かれますが、

こんなんだっけ?‥まあ原作に結構忠実らしいからそうなんだろうな。


まあ音楽系青春映画ですが、それだと面白さはNANAの方が上。

しかし宮﨑あおいの可愛い度はソラニンのが上。


将来に対する不安とか、夢と現実との狭間とかそういうのがむんむんしてるわけだが、

なんていうか音楽を諦めるとかそんなことより、

生活して自分で生きていくことの現実の重みに対しての

不安や恐怖はすごくよく伝わる。

そういうの、わかるわ。なんか上手く生きていけない感じ。


まあ、いい歳こいて未だにそういうのにびんびん感応される私もどうかと思うけどね!

青年か!


あと、最後のライブシーンのあおいちゃんは意外とよかった。

もっと歌下手かと思ってた。(CMの影響)

たとえば〜ゆるいしーあわせが だらっと〜♪

あれは良い歌。

ソラニン スタンダード・エディション [DVD]


3月 16 2011

平気。

東京にいます。現在では、輪番で停電が起きたり、謎の買い占め行動が起きてたり、

時々ゆらゆら揺れたり、人々が放射能におびえてたりおびえてなかったりしてますが、

私は元気ですよ。


誤解しないでほしいのは、これは、私の考え方で、人に強制するものでもなければ、

まして無念にも犠牲になった方や、現在も怯えていらっしゃる方を

見下すものでも、冒涜するものでもないですが、

個人的には人の生き死には個人の意思やがんばりと関係ないもの、

人間が手を出せない世界の出来事だと諦めているので、

その点では、むやみに不安になるタイプじゃないんだと思います。

私はいつだって、ただ、生かされてるだけです。

んで、何してたって、死ぬときゃ死ぬ。助かるときゃ助かる。


というわけで現在寝るときにちゃんとパンツだけははくようになっていますが、

(さすがに有事に尻丸出しで発見されるにせよ、逃げるにせよは避けたい)

私の日々はそのくらいしか変わりません。

変えるつもりもない。


まあ今回のことでやっぱり、結局大事なことなんていつだって

一つだけだなと再確認できたのはよかったことかもしれませんけれど。


というわけで元気にしてますので、心配しないで。