6月 30 2012

「インファナル・アフェアⅢ」をみたよ

すげー間があいちゃった。えへ。

ヒマなような、ヒマじゃないような、そんな時期を経て今休み前の追い込みです。

辛いとか痛いとか苦しいとか寂しいとか眠いとか、そういうのは奥歯でぐっと噛み締めて

今日も元気に生きていくよ!(急にどうした)

あ、そういえばさぼりにさぼっていた「Works」のページもちょっぴり更新しましたん♪

さてと。今日は映画の話の前にもう恒例になっているこれの話題。

乙嫁語り4巻

年に1巻しか出ません…。

パリヤたんはあいかわらずですが、

(どついたのに、気に入られたみたいだよ!よかったね!)

今回の乙嫁さんは嫁もかわいいが、婿の二人が大変にいい男でほっこりします。

足るを知って、ちゃんと愛おしく思ったりできるって言うのは素敵なことだね!

くそー。かわいいなあ。特に兄ちゃんね。いい男になりそうだよ。

これでまた、一年やきもきしながら待つのです。


さて本題。

やっと3部作の最後がみれましたよ。

インファナル・アフェアⅢ

このシリーズは出演者が豪華なのもあるんだけど、

香港映画の中で一番好きかもしれないんだよね。

日本の映画もそうだけど、香港/台湾/中国/韓国の映画って

独特なトーンながら、かなりいろいろな色のものがあるじゃない。

叙情的だったり、実験的だったり、エンターテインメントだったり、古典だったり、

アクションだったり、アイドル映画だったり。

これはその中でもノワールっていう、なんでしょ、任侠映画的なものなんだけど、

すごくよくできていると思うのです。で、役者含め、単純に映画として面白い。


1作目が王道で、2作目が過去の話で、3作目は語られなかった話とあとの話。

うまいこと素性を隠して唯一生き残ったと思った

アンディ・ラウの人生がおどろきの暗さだった。

もう殉職したトニー・レオンの方が遥かに幸せに思えるレベル。

いやー…それでこそ「インファナル・アフェア」ですよね!

と思うので、文句はないですけど。

しかしおどろきの救いのなさと、おどろきの完成度の両立。感服です。


この映画さ、役者がいいよ。なんかもういちいちリアルで。迫力あるしね。

主役のお二人はスターなので(トニー・レオンは本当に素敵でずるいと思うの)

まあいいんですけど、脇がもういちいち渋くて素敵です。

いい人なのか悪い人なのか全然分からない。全員。

今回も眼鏡の公安のおにーちゃんも、中国ヤクザのおっさんも

誰の味方なのか全然分かんない。

最終的にはちゃんと分かるけど、それでもまだ、「本当に?」って少し疑っちゃう。

そもそも、いい/悪いってパッキリ分かれる世界ではないので、

非常に混沌としていて、そこが素敵です。アジアっぽい。


3部作を見終わると、また1作目とか2作目とかみたくなります。

時間をあけてしまったので、今もう一度まとめてみると

もっと丁寧に色々つくられているのが分かる気がしますよ。


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