4月 26 2012

「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」をみたよ

更新するときはする。やる時はやるんだぜ!(`・ω・´)

めったにやらないだけでっ!


さて今日は一部のおもに腐っている女子の皆様に大評判のこれです。



昨日のセレクトと真反対の能天気エンタテインメント映画です。

いいのだ、映画に貴賎はない。キリッ(`・ω・´)


えー一応言い訳をしますと、私は腐ってはいませんよ。

腐 っ て は い ま せ ん よ 。(大事なことなので2回言った)

でもー、男の子や、男の人が仲良くきゃっきゃきゃっきゃしているのを見ると癒されるんだよねー。

なんだ、あれ…マジ癒される。って見守っちゃうんだよねー。何でしょうね、あの感じ。

でも男の人も、見目麗しい少女達とか、女の人がきゃっきゃきゃっきゃしてると癒されるでしょ?

「けいおん!」的な。いや、まて、「けいおん!」は女子も癒すな…。

まあ、女より男の方が集団になっても邪気が少ない(そんなことない?)だけ癒されるよね。

ま、まあいい、とにかくだ!そういう気持ちをくすぐられることは間違いないこの映画。

なにあれ、なんなの、なにあのかわいいおっさん達。↓



そりゃ、おもわず画像も2回上げちゃうよ。

シリーズの1もかわいかったけど、2はもうあざとささえ感じる円熟のかわいい芸。

ゲイじゃない。すれすれだけど違う。多分。


まあねえ…。ロバート・ダウニー・Jrさんがかわいいのは知ってた。

あのおっさんはお茶目でかわいい。昔からあのおっさんはかわいい。

時々刑務所的なところとか、更生施設的なところとか

そういうところに強制収監されてるところもかわいい。知ってた。

でもまさか、ジュード・ロウさんがあんなにかわいかったとは!

っていうのがこのシャーロック・ホームズシリーズの最大の発見です。(私的に)

あとちなみに、マイクロフトさん(ホームズのにーちゃん)もかわいいし、

モラン大佐もかわいいし、しまいにゃ、スタンリーじいちゃんもかわいいよ!

あ、でも最大の悪役、モリアーティ教授はかわいくない。ちゃんとコワイよ。

あとね、女性陣もちゃんといるんだけど、そしてみんなちゃんと美しく強いのだけど

この映画はぶっちゃけ女とかどうでもいいんだなと感じざるを得ない…。


てな感じで終止、「なにあれ、なにこのおっさん(たち)かわいい」としか

感想のない珍しいタイプの映画ですが(断言するな)

マドンナ先生の元旦那ガイ・リッチー監督はけっこうちゃんと絵もつくるんですよ!

薄暗いロンドンの町並み、夜を失踪する汽車、いかにもドイツっぽい硬い工場。

がんがん狙撃されながら走り抜ける森のスローモーション、

格子状のダンスフロアでくるくる回る人々を真上から捉えたショット、

ひとり遅れてロバでとことこ追いかけるユーモラスなホームズをうつす尾根の逆光。

いろいろと美しいですよ。うん。正しくエンターテインメントですね。

てか、最後の舞台になるあの断崖のお城どこかしら。。

実在するのかしら?素敵すぎるよあのロケーション。


しかし、ホームズはともかく、ワトソン君の戦闘能力の高さよ。

医者で、あの戦闘能力の高さで(まあ軍医だけどね)、あのイケメンなのに、

なんだか残念な感じの漂うワトソン君、ジュード・ロウあっぱれである。


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4月 25 2012

「息も出来ない」と
「ミレニアム3部作(ス版)」をみたよ

ちょっと読んでない間に「クレイモア」の展開がアツくなってた。

最終決戦ktkr…?


すいません、ちがう、今日は映画の記事なんでした。



「誰も知らない」by是枝裕和監督とタイトルが似てる。

ヨニ役の女の子が谷村美月にしか見えない。

などという戯言はともかく。


私はぜんぜん韓流ファンじゃないし、特別に興味があるわけではないんだけど、

むかしっから韓国の映画って時々びっくりするほど面白いものがでてくるので、

その辺りは抜かりなくチェック。

隣国だけど、徴兵制だったり、戦時下だったり、大陸とつながっていたりするから、

日本と似ているようで微妙に色の違う映画が出てくるのが興味深いところ。


これも自主制作の低予算の、まあいうたらチンピラ映画で、

日本でもこういったアウトローと少女の映画っていうのはあると思うんだけど、

ちょっと独特でした。なんだろ、濃いっていうのか…。

いろんなものを秘める美学とか全然ないよねみたいなw

にっちもさっちもいかない現実があって、逃れることも出来なくて、苦しい。

生きるための表現として暴力しか知らない。

コミュニケーションの方法すら暴力以外を知らない。

後に惹かれあう女子高生(この子の状況も色々悲惨である)ヨニですら、

初対面の時ぶん殴ってるんだぜwww

そういうどチンピラ・サンフンの悲劇的な物語。


終止まあ題名の通りの、息苦しい話なんだけど、だけどこの映画、

根底の部分はすごい真っ当な感じがする。

根底にはすごく真っ当な、

暴力は解決手段じゃない。ただ連鎖するだけなんだぜ。みたいな価値観とか、

わかっていてもそれ以外出来ない人間の哀しさとかそういうのがみっちりなので、

またそれが息苦しさ倍増させてるという。

監督兼脚本兼主演のヤンさんのチンピラらしいチンピラっぷりが

なんともいえない味わいです。


でもってもう一個はこれ。↓



こないだ、フィンチャーのこれみたので、

じゃ本国(スウェーデン)版見るかと思って見た3部作。

こちらのリスベットたんは、ガチムチでした…。や…まあわかるんだけども。

乳もね、(また乳の話かw)筋肉でしたよ…。たしかに小柄でちっぱいではありますけれども‥。

原作だとほんとに、子どもみたいな華奢な女っていうイメージなんだけども、

現実のところ、あれだけ色々立ち回れて、男と渡り合える(渡り合う意思がある)んだから、

これが正しいといわれればそりゃそうだな…っていう。。

でもお顔立ちとか、ツンツンぶりとかはこちらの方がイメージに近いかもしれません。


こちらは3部作で、あちら(フィンチャー版)は1だけなので

単純に比べることはなかなか出来ませんが、こちらを見ると、

フィンチャーの上手いところがよくわかる部分も多い。

フィンチャー版で、事件後にリスベットがお金ちょろまかすあれこれとか、

あとなにより、ミカエルにクリスマスプレゼントを買って、結果渡さないところが

ちゃんとあったことは、こっちを見るとすごく評価できると思いました。

あれは意外に重要なエピソードと思うの。特に3部作にするのならなおさら。


逆にこっちのスウェーデン版のいいところはまずやっぱり言葉が不自然じゃないw。

あとプレイグが(特に3作目では)大活躍です。それはよかった。

2〜3にかけては登場人物がわさわさふえるのですが、

それはやっぱり苦労しているなあっていう感じでした。

削れるところは削って、なんとか。というかんじ。

原作読んでいても、「あれ、この人なんだっけ?」という感じに。

まあ、映画はむずかしいよね。

でも3部作ならではのボリューム感はありました。まあ満足。

あー、編集部のクリステル・マルムがADでもなければゲイっぽくもなかったのが

個人的には不満足だけどね!w



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4月 6 2012

あれやらこれやら

春めいてまいりました。

お仕事もちょっと落ち着いたり落ち着かなかったり(どっち)したので

合間合間のあれこれを備忘録的に。




最近読んだものでおもろかったもの。

おどろきの節操のなさのにじみ出るラインナップ。


○『パレード』 吉田修一

あー、『悪人』のひとかあ。とか読み始めて気づいたわけですが、

このひと、人の悪意書くの上手いよね。

それもなんていうか、恣意的な悪意じゃなくて、どうしようもない哀しい感じの悪意。

日常の中に紛れ込む悪意。悪意…っていうかなんだろ、澱み?かな。

これも舞台になったり映画になったりしていますよ。

映画も舞台もなんか知らんがやけにキャストが豪華ですが、未見。


○『吉原手引草』 松井今朝子

直木賞とってるんだー。へー。

これね、読んだことがあったっぽい。

てことに最後のオチ(オチっていうか…)のへんで気づいた。

健忘症甚だしい。2回目も面白く読めましたよ(おい)

吉原の風俗がよくわかる構成は、興味ある人にはたまらないねー。

これはでもあまりどぎつかったり、おどろおどろしかったりしない淡々とした吉原。


○『3月のライオン』7巻 羽海野チカ

そしておもむろに漫画。

将棋とかね、知らないんですよ。ルール。

したがって面白いと噂の『月下の棋士』も未読だし、ずっと食わず嫌いしてたんだけど。

うっかり読んでみたらすごいおもしろかったせいで、新刊心待ちにしてた『3月のライオン』。

羽海野先生はさすがよのぅ。キャラがイキイキしてて将棋知らなくても全然読めるー。

新刊は私の好きな二階堂が病欠(?)であんまでてこなかったのが残念だけど、

話の流れ上仕方ないね。

今回一番かっこ良かったのはひなたちゃんの新しい担任の先生。

この漫画はおっさん〜じいさんがかっこええですな。


あとはー、『ヴィンランドサーガ』が農民生活に不穏な雲行きがあったり、

『姉の結婚』の痛々しさのあれこれに苦しくなったりしてました。

文章おかしい。まあいいや。

漫画はあいかわらず大スキ。




なぜか今になってちゃんと見た、『ゴッドファーザー3部作』

あんだけアホみたいに映画を見ていた大学の時に、

「マフィア映画とかww」とか言って食わず嫌いしてしていた自分を殴りたい。

『男たちの挽歌』とか面白かっただろーがっ。


Part1とか私が生まれるより前の映画なんだけど、面白かったわ!

全然古い感じがしない。いや、古いんだけど、物語が色あせてないのかな。

3部作全部見ましたが、1と2がやっぱり面白いね。

マーロン・ブランド/アル・パチーノ/ロバート・デ・ニーロですよ。。

で、密かによく見ている『クリミナル・マインド』にでてくるおっちゃんが

そこそこのチンピラ役とかやっててビビったっていう。




つぎ、美術関係。

あいもかわらず森美術館の会員なんだけど、

去年はあまりいいのをやらなくてしょんもりしており、久々の森美。

相変わらずの予備知識無しでいってみたら、一番はじめに触手系のかぶり物があって

草間弥生かと思いました。ところがどっこい、この人全然おかしくないね。

ものすごく理性的かつ論理的な考察の結果、

できあがりが草間弥生だったりエヴァンゲリオンなだけだった。

嫌いじゃないです。

で、あいかわらず森美はMAMプロジェクトがおもしろいんだよねー。

今回の映像作品(ホー・ツーニェン)もおもしろかったよ。。


その他はルドン。幻想系の絵が好き。蜘蛛とか。目玉とか。

ジャクソン・ポロックもさっさと行かないと、終わってしまいますね。



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