8月 20 2014

映画耽溺(16)

時間空いちゃった(汗)

急に忙しくなったので、約1.5ヶ月くらい脇目もふらずお仕事でしたが

ちょっと落ち着いてきたので、今日は

第三舞台の『朝日のような夕日を連れて』の再演見に行くよー!

うわーい、楽しみ!


さて、ちょっとたまっちゃったけど、見た映画まとめー。

面白かった順!良作多め。


●オールドボーイ



……いつの映画だよ!(2003年です)

というわけでいきなりDVDものなんですけど、だって面白かったんだ…。

最近ハリウッドでスパイク・リーがリメイクしたとかですけど、

オリジナルの韓国版がそういや俄然面白いって話題だったなあ。と思い出して今頃鑑賞。

なんだこれ、こんなエグイ話なのか!最悪だな!(賞賛)

これたしか日本のマンガが原作だと思いますが、原作は未読。

罪とは何か、贖罪とは何か、復讐とは何かっていう映画なんだろうなあーと思いました。

いやもう、ネタバレだから言えないけど、終盤である事実を知る主人公が

首謀者の男に必死で許しを請うんだけど、すごいの。笑えるレベルなの。

犬の真似をし、靴を舐め、そして舌を切る。暗示的。

突き放して見れば笑えるレベルなんだけど

笑ってる場合じゃないっていうなんかわけの分からん迫力を感じる演技。

色々凄まじいのでダメな人はダメと思いますが、暴力描写平気な方は是非。

脱出シーンの横スクロールよかった。






●グランドブタペストホテル


オールドボーイからの振り幅酷い…。

アレも映画、コレも映画、何回も言うけど同じ土俵で比べられるレベルじゃねーんだよ!

とはいえこれも、なんかこうフワフワー♪、ファンシー♪、お洒落ー♪

っていうだけの話でもありませんが。

ジュネ&キャロとかもそうなんだけど、

私はお洒落だけどちょっと生臭い感じがするとか、血の匂いがするというか、

そういうテイストがとても好きなので、やっぱりウェス・アンダーソン好き。

しかし、もう相変わらず逐一計算され尽くされてる画面構成及び色構成に

このひとやっぱりちょっと病気なんじゃないかな?とも思うので、

嫌いな人は嫌いかもしれんね。


あいかわらずまあ役者さんが豪華ですが、

今回ほとんど初めてちゃんとレイフ・ファインズさまを見ましたね。

(ハリポタの俺様と007のMを除く。これらはホラ、キャラものだからさ)

いいわー。おじさま素敵だわー。

ノーブルさを失わないけどちょっとした狂気を感じる。ザ・英国俳優ですね。

あと↑のスクリーンショットのエレベーターボーイとかもそうなんだけど、

なにげない役の人がなんかいちいち様子がおかしい。




●オール・ユー・ニード・イズ・キル



原作は『All You Need Is Kill』(日本のマンガ)

原題は『EDGE OF TOMORROW』

邦題は『ALL YOU NEED IS KILL』

ソフト(DVD)化時の原題は『Live.Die.Repeat』

と、迷走しまくっているタイトルとは裏腹にこれめちゃ面白かったよ。

割とシンプルなループものなんだけど、なんだろう、なんかこう、ゲーム感覚なの。

「リセット(死)は素早くね♥」(カチャ、バーン)みたいな、

失敗したらハイ、即リセットみたいな。

あるときは超くだらない理由で死んだりするんだけど、

その感覚とかまさにマリオで走り出した途端、ジャンプミスって落ちて死ぬみたいな感じなのね。

で、じりじりとリセットを繰り返しながら

敵(ラスボス)攻略していくっていうまあそういう話なんだけど、

なんでしょうね?テンポ?味付け?わからないけど面白く見れます。

アバターのときも思ったけど、わたしアレだね、脇役の女の兵士ってのが好きすぎるね。

男の中に混じって、闘ってるタフな女の人が好きなんだね、多分。

エミリー・ブラントも大変良かったです。

あ、トム・クルーズさんが主演ですよ。ちなみに。




●サードパーソン



ぜんぜん内容知らずにふらっと行ってみたら割と面白かったこれ。

なんだろう、オムニバス形式っぽいんだけど、

多分これ、リーアム・ニーソンさんとこ以外の話は『話の中の話』なのかな…。

って最後の方で気づきましたけど。

途中途中であきらかに辻褄が合わない感じで時空が歪んだりしてた

(ミラ・クニスがリーアムのところのホテルにいるとか)のもそう思えば納得。

最後のほうでは出てきた女性たちがシャップルされたりするのも象徴的ですね。

リーアムには(愛人の女性にも)過去の傷があって、

そういうのが『話の中の話』に形を変えて繰り返し語られるという映画…だと思います。

リーアムが終止なんかこう、瞳が空虚でたいへんよろしかったです。





●めぐり逢わせのお弁当



前々から知ってはいたもののイマイチそのシステムがよくわからないインドのお弁当配達。

あれほとんど間違えないって有名ですけど、

これはそんなお弁当の誤配にまつわるラブストーリー。

映画の中でも「配達先を間違えるなんてありえない。」とか

配達のおじさんが言ってましたけど、ハーバード大学の研究によると

誤配の確立は600万分の1だとか。へー。

映画の方はわりと静かにすすんでいきます。

おじさんのほう↑サージャン氏が一瞬相島一之氏に見えた。。

くすっと笑える場面もあり、インドらしい混沌が見えるところもあり、なのですが

このふたり、最終的になにがすごいってどうにもならないってことだな!

孤独とかいろいろなことをそれぞれ飲み込んで、

それで、それぞれの道を行くってところがインドっぽい。ていうかアジアっぽいっていうか。

イラは家を出て行くのだろうか…。

あとインドの女性は美女が多いと個人的にはずっと思っているのですが如何か。



●トランスフォーマー ロストエイジ



個人的にどうしてもシャイア・ラブーフが好きになれず、

前作までちゃんと見てないんだけど、今回からTEDのお兄ちゃんになったことだし、

と思って暇つぶしに見に行ってみた。暇つぶしにしては長かった。

すごく、マイケル・ベイでした。あいかわらず楽しそうで何よりです…。

TEDのお兄ちゃん(マーク・ウォールバーグ)めっちゃ戦闘力高い、ワロタ。

あとそろそろ本当にオプティマスは人間を見捨てた方がいいんじゃないかな?と思うのは私だけか。




●ノア 約束の船



我が青春のアイドルスターだったジェニファー・コネリーと

安定のアンソニー・ホプキンスおじいちゃんが出てると聞いて。

ジェニファー、歳取った方がいい女なんじゃないの?

あと、おじいちゃんの謎の力は何なの…。

聖書に結構忠実な気がする。よくも悪くも。

このあと弟とかどうなったんだっけなーとかちょっと気になったね。

まあ、面白いか面白くないかって言うと

あんまり面白くはないと思いました。えへ。


※追記:気になって調べてみたらさほど聖書に忠実でもなかったですな。

聖書では、そもそも箱船にはノア夫婦と3人の息子とその妻がのっている。

そうよねー、じゃないとその後人類が増えないもんね…。









4月 26 2012

「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」をみたよ

更新するときはする。やる時はやるんだぜ!(`・ω・´)

めったにやらないだけでっ!


さて今日は一部のおもに腐っている女子の皆様に大評判のこれです。



昨日のセレクトと真反対の能天気エンタテインメント映画です。

いいのだ、映画に貴賎はない。キリッ(`・ω・´)


えー一応言い訳をしますと、私は腐ってはいませんよ。

腐 っ て は い ま せ ん よ 。(大事なことなので2回言った)

でもー、男の子や、男の人が仲良くきゃっきゃきゃっきゃしているのを見ると癒されるんだよねー。

なんだ、あれ…マジ癒される。って見守っちゃうんだよねー。何でしょうね、あの感じ。

でも男の人も、見目麗しい少女達とか、女の人がきゃっきゃきゃっきゃしてると癒されるでしょ?

「けいおん!」的な。いや、まて、「けいおん!」は女子も癒すな…。

まあ、女より男の方が集団になっても邪気が少ない(そんなことない?)だけ癒されるよね。

ま、まあいい、とにかくだ!そういう気持ちをくすぐられることは間違いないこの映画。

なにあれ、なんなの、なにあのかわいいおっさん達。↓



そりゃ、おもわず画像も2回上げちゃうよ。

シリーズの1もかわいかったけど、2はもうあざとささえ感じる円熟のかわいい芸。

ゲイじゃない。すれすれだけど違う。多分。


まあねえ…。ロバート・ダウニー・Jrさんがかわいいのは知ってた。

あのおっさんはお茶目でかわいい。昔からあのおっさんはかわいい。

時々刑務所的なところとか、更生施設的なところとか

そういうところに強制収監されてるところもかわいい。知ってた。

でもまさか、ジュード・ロウさんがあんなにかわいかったとは!

っていうのがこのシャーロック・ホームズシリーズの最大の発見です。(私的に)

あとちなみに、マイクロフトさん(ホームズのにーちゃん)もかわいいし、

モラン大佐もかわいいし、しまいにゃ、スタンリーじいちゃんもかわいいよ!

あ、でも最大の悪役、モリアーティ教授はかわいくない。ちゃんとコワイよ。

あとね、女性陣もちゃんといるんだけど、そしてみんなちゃんと美しく強いのだけど

この映画はぶっちゃけ女とかどうでもいいんだなと感じざるを得ない…。


てな感じで終止、「なにあれ、なにこのおっさん(たち)かわいい」としか

感想のない珍しいタイプの映画ですが(断言するな)

マドンナ先生の元旦那ガイ・リッチー監督はけっこうちゃんと絵もつくるんですよ!

薄暗いロンドンの町並み、夜を失踪する汽車、いかにもドイツっぽい硬い工場。

がんがん狙撃されながら走り抜ける森のスローモーション、

格子状のダンスフロアでくるくる回る人々を真上から捉えたショット、

ひとり遅れてロバでとことこ追いかけるユーモラスなホームズをうつす尾根の逆光。

いろいろと美しいですよ。うん。正しくエンターテインメントですね。

てか、最後の舞台になるあの断崖のお城どこかしら。。

実在するのかしら?素敵すぎるよあのロケーション。


しかし、ホームズはともかく、ワトソン君の戦闘能力の高さよ。

医者で、あの戦闘能力の高さで(まあ軍医だけどね)、あのイケメンなのに、

なんだか残念な感じの漂うワトソン君、ジュード・ロウあっぱれである。


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3月 14 2012

TIMEをみたよ

アンドリュー・ニコルさんです。

…誰?

ですよねー。知らないですよねー。私も知らんですもん。

とはいえ、「ガタカ」は知ってる。

ガタカ

ずいぶん昔に全然期待せずに、借りたかなんかで見たら、

えらくスタイリッシュで面白かったのは覚えてる。

アンドリューさんはその「ガタカ」の監督さんです。

で、いまWikiったら「トゥルーマン・ショー」の脚本とかかいてるんだ。へー。


その彼の最新作だときいて俄然見る気になったのがこれ。

タイム

一言で言うと、ぶれないこと山のごとし。

階級が存在する社会と、下階級からの移動と侵略(?)っていうストーリーのぶれなさと、

遺伝子に関与する設定のぶれなさと、

洋服やら、車やら、建物やら、小道具やらへの近未来感的美意識のぶれなさ。

あと、多分女優の好みとかもぶれてない気がするよ。

なに、この人、ブレテナーイ!好きなんだね、こういうのが…うん、よく…わかるよ。


ガタカもう一回見たくなったわ。

なにしろ昔の記憶なので当てにならないと言えばならないけど、

記憶の中ではガタカのほうが面白い。。と思うけど、

ああいうスタイリッシュさが好きな人にはオススメかなあ。

映画は見るタイミングっていうのがあるものね。

ガタカを見た時は、ああいう世界ちょっと新鮮ではあったけど、いまはそうでもないとか。


そもそも、ジュード・ロウ>ジャスティン・ティンバーレイクっていう好みの問題があるんだけどw

設定は面白いし、画面はスタイリッシュ(何回言うんだ、スタイリッシュw)だけど、

えー、最終的に話はボニーとクライドみたいになっているしだね、

悪者が結構、え、そんなふうに?って言う風に死ぬし(おもろいけど)、

シルビアたんの目周りは寝起きでも、水に入ったあとでも、おどろきの黒さだし、

タイムキーパーのおっさん、25には見えないけど?(しかし見てると味がでてくる)

てかタイムキーパーのイメージがエンデの「モモ」にでてくる時間泥棒まんまだけど?とか

いろいろと突っ込みだすとキリはないのですけど。

もう、こういうのが好きなんだね!っていうのがびんびん伝わるので許す。ていう映画でした。

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