映画耽溺(16)

時間空いちゃった(汗)

急に忙しくなったので、約1.5ヶ月くらい脇目もふらずお仕事でしたが

ちょっと落ち着いてきたので、今日は

第三舞台の『朝日のような夕日を連れて』の再演見に行くよー!

うわーい、楽しみ!


さて、ちょっとたまっちゃったけど、見た映画まとめー。

面白かった順!良作多め。


●オールドボーイ



……いつの映画だよ!(2003年です)

というわけでいきなりDVDものなんですけど、だって面白かったんだ…。

最近ハリウッドでスパイク・リーがリメイクしたとかですけど、

オリジナルの韓国版がそういや俄然面白いって話題だったなあ。と思い出して今頃鑑賞。

なんだこれ、こんなエグイ話なのか!最悪だな!(賞賛)

これたしか日本のマンガが原作だと思いますが、原作は未読。

罪とは何か、贖罪とは何か、復讐とは何かっていう映画なんだろうなあーと思いました。

いやもう、ネタバレだから言えないけど、終盤である事実を知る主人公が

首謀者の男に必死で許しを請うんだけど、すごいの。笑えるレベルなの。

犬の真似をし、靴を舐め、そして舌を切る。暗示的。

突き放して見れば笑えるレベルなんだけど

笑ってる場合じゃないっていうなんかわけの分からん迫力を感じる演技。

色々凄まじいのでダメな人はダメと思いますが、暴力描写平気な方は是非。

脱出シーンの横スクロールよかった。






●グランドブタペストホテル


オールドボーイからの振り幅酷い…。

アレも映画、コレも映画、何回も言うけど同じ土俵で比べられるレベルじゃねーんだよ!

とはいえこれも、なんかこうフワフワー♪、ファンシー♪、お洒落ー♪

っていうだけの話でもありませんが。

ジュネ&キャロとかもそうなんだけど、

私はお洒落だけどちょっと生臭い感じがするとか、血の匂いがするというか、

そういうテイストがとても好きなので、やっぱりウェス・アンダーソン好き。

しかし、もう相変わらず逐一計算され尽くされてる画面構成及び色構成に

このひとやっぱりちょっと病気なんじゃないかな?とも思うので、

嫌いな人は嫌いかもしれんね。


あいかわらずまあ役者さんが豪華ですが、

今回ほとんど初めてちゃんとレイフ・ファインズさまを見ましたね。

(ハリポタの俺様と007のMを除く。これらはホラ、キャラものだからさ)

いいわー。おじさま素敵だわー。

ノーブルさを失わないけどちょっとした狂気を感じる。ザ・英国俳優ですね。

あと↑のスクリーンショットのエレベーターボーイとかもそうなんだけど、

なにげない役の人がなんかいちいち様子がおかしい。




●オール・ユー・ニード・イズ・キル



原作は『All You Need Is Kill』(日本のマンガ)

原題は『EDGE OF TOMORROW』

邦題は『ALL YOU NEED IS KILL』

ソフト(DVD)化時の原題は『Live.Die.Repeat』

と、迷走しまくっているタイトルとは裏腹にこれめちゃ面白かったよ。

割とシンプルなループものなんだけど、なんだろう、なんかこう、ゲーム感覚なの。

「リセット(死)は素早くね♥」(カチャ、バーン)みたいな、

失敗したらハイ、即リセットみたいな。

あるときは超くだらない理由で死んだりするんだけど、

その感覚とかまさにマリオで走り出した途端、ジャンプミスって落ちて死ぬみたいな感じなのね。

で、じりじりとリセットを繰り返しながら

敵(ラスボス)攻略していくっていうまあそういう話なんだけど、

なんでしょうね?テンポ?味付け?わからないけど面白く見れます。

アバターのときも思ったけど、わたしアレだね、脇役の女の兵士ってのが好きすぎるね。

男の中に混じって、闘ってるタフな女の人が好きなんだね、多分。

エミリー・ブラントも大変良かったです。

あ、トム・クルーズさんが主演ですよ。ちなみに。




●サードパーソン



ぜんぜん内容知らずにふらっと行ってみたら割と面白かったこれ。

なんだろう、オムニバス形式っぽいんだけど、

多分これ、リーアム・ニーソンさんとこ以外の話は『話の中の話』なのかな…。

って最後の方で気づきましたけど。

途中途中であきらかに辻褄が合わない感じで時空が歪んだりしてた

(ミラ・クニスがリーアムのところのホテルにいるとか)のもそう思えば納得。

最後のほうでは出てきた女性たちがシャップルされたりするのも象徴的ですね。

リーアムには(愛人の女性にも)過去の傷があって、

そういうのが『話の中の話』に形を変えて繰り返し語られるという映画…だと思います。

リーアムが終止なんかこう、瞳が空虚でたいへんよろしかったです。





●めぐり逢わせのお弁当



前々から知ってはいたもののイマイチそのシステムがよくわからないインドのお弁当配達。

あれほとんど間違えないって有名ですけど、

これはそんなお弁当の誤配にまつわるラブストーリー。

映画の中でも「配達先を間違えるなんてありえない。」とか

配達のおじさんが言ってましたけど、ハーバード大学の研究によると

誤配の確立は600万分の1だとか。へー。

映画の方はわりと静かにすすんでいきます。

おじさんのほう↑サージャン氏が一瞬相島一之氏に見えた。。

くすっと笑える場面もあり、インドらしい混沌が見えるところもあり、なのですが

このふたり、最終的になにがすごいってどうにもならないってことだな!

孤独とかいろいろなことをそれぞれ飲み込んで、

それで、それぞれの道を行くってところがインドっぽい。ていうかアジアっぽいっていうか。

イラは家を出て行くのだろうか…。

あとインドの女性は美女が多いと個人的にはずっと思っているのですが如何か。



●トランスフォーマー ロストエイジ



個人的にどうしてもシャイア・ラブーフが好きになれず、

前作までちゃんと見てないんだけど、今回からTEDのお兄ちゃんになったことだし、

と思って暇つぶしに見に行ってみた。暇つぶしにしては長かった。

すごく、マイケル・ベイでした。あいかわらず楽しそうで何よりです…。

TEDのお兄ちゃん(マーク・ウォールバーグ)めっちゃ戦闘力高い、ワロタ。

あとそろそろ本当にオプティマスは人間を見捨てた方がいいんじゃないかな?と思うのは私だけか。




●ノア 約束の船



我が青春のアイドルスターだったジェニファー・コネリーと

安定のアンソニー・ホプキンスおじいちゃんが出てると聞いて。

ジェニファー、歳取った方がいい女なんじゃないの?

あと、おじいちゃんの謎の力は何なの…。

聖書に結構忠実な気がする。よくも悪くも。

このあと弟とかどうなったんだっけなーとかちょっと気になったね。

まあ、面白いか面白くないかって言うと

あんまり面白くはないと思いました。えへ。


※追記:気になって調べてみたらさほど聖書に忠実でもなかったですな。

聖書では、そもそも箱船にはノア夫婦と3人の息子とその妻がのっている。

そうよねー、じゃないとその後人類が増えないもんね…。









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