2月 8 2012

くノ一キタよ、これ「梟の城」

3日連続更新ですよ!奥さん!

そりゃ雨や霰も降るよね!

(時間のある時にまとめてアップしないとどんどん忘れるからね‥)

演劇→映画ときて次は本です。


あ、本といえば話題の代官山TSUTAYA(蔦屋の表記の方が好みである)にもいったよ。

いいね、あそこはいい。なんなら一日中いられる素敵空間。

ネットで本を買うことも多くなったけれど、身体と直結したアーカイバとしての

本屋とか図書館ていうのはやっぱり素敵だよなあ。

たとえばハリポタならマダム・ピンス、

スターウォーズならジョカスタ・ヌー(ジェダイ公文書館の管理人だよ!)のように、

図書の番人ていうキャラクターはいいなあー。そういうのやりたいわ。

キャラになると、たいがい婆さんだけどね!

んで、今日も話が止めどなくそれていくっていうw


梟の城

「甲賀忍法帳」→「忍びの国」ときての司馬遼太郎御大登場。

はちゃめちゃからだんだん重厚感を増していくという謎のチョイスw

とはいっても忍者ものっていう時点でもう、いろいろとアレなんだけどね。


おもしろかったです。そして意外なことにハッピーエンド(?)ですよ‥。

小萩と木さる(さるって‥)っていう女の忍者が出てきますが、

この二人がいいキャラです。木さるちゃんカワイソスだけども‥。

その分主役の男二人(重蔵と五平)の魅力は、

忍びの国の無門や甲賀忍法帳のほぼ人外的な皆さんには及ばないかなあ。

あれね、忍者ものとしての滑稽なエンタテインメント性を考えるとね。


映画にもなってるらしいんだけど、どうも評判がイマイチなので見ないことにする。

キャスティングもピンとこないしなあ。五平は成宮君とかでしょ!(映画化の時期を無視した発言)

まあね、これ文章だから面白いけど映像化したらいろいろ「え‥」って思うような気はするしw

映像はもう、ハチャメチャな方に振り切るか、シリアスにするかしかないものね。

梟の城 (新潮文庫)


2月 7 2012

ソーシャルネットワークをみたよ

『嫌いな色はピンク』(by wikipedia先生)のデヴィッド・フィンチャーさんのこれ。

フィンチャーさんは私が久々にハマってたアレ、「ミレニアム」シリーズをやるんですよね。次。

2/10から。フィンチャー×ミレニアムとか、もう絵が想像できるっていうw。


ミレニアムシリーズの3巻まで読んだけど、リスベットの妹?は結局謎のままなんだね。

一応キリはいいところまで進んだから我慢するしかないんだけど、

ラーソンさん存命だったら次この辺を書いてくれただろうに、残念。

妹がどんな子なのかが気になって仕方がありません。

創造した人が消えた物語は、どこの世界に漂うんだろうなあ…。


は!話がそれている!今日はこれですね。これ。

social network

んー、一言でいうとー、「進行形のものって、評価がしづらいよね☆」って感じでした…。

まして人間だし。だってほら、この映画登場する人する人、皆生きてるしね。

そしてばりばりに現役だしね。


私はキャラクターとしての「嫌なやつ」「糞野郎」っていうのに寛容なところがあるから、

(ていうか天才は性格が破綻していてもやむなし!むしろしている方が好み!派)

この映画のマーク・ザッカーバーグも、特に奇妙に思えない。

結局のところ、彼が失ったものと得たものを天秤にかけることもおかしな話だし、(身も蓋もないw)

彼の素晴らしいところと酷いところを天秤にかけて選ぶことも出来ない。

なんていうんだろう、「そうあるしかなかった」「選べなかった」みたいなことって

世の中には沢山あることだと思うからなあ…。

こういうことがありました。それをある側面から見たらこうです。

っていうのを「ふーん…」て各自が思って見る映画っていうか‥。評価はそこにないっていうか。

や、評価がないっていう姿勢が悪いっていうわけでもないんだよなー。別に。

評価すりゃいいってもんじゃないし‥でもなんだろう立ち位置がよくわからないんだよね。

面白いような、面白くないような‥なんか歯切れの悪い余韻の映画でした。

青春映画だと思ってみたら、そここそが評価されたのかもしれないけれど。。


フィンチャーさん、なんでこれをやろうと思ったんだろう。

脚本がよいっていうのは評価として良く聞くし、それはその通りだとは思いましたが。

冒頭の彼女との喧嘩〜女の子格付けサイトをたちあげるまでが一番面白かったですw

ソーシャル・ネットワーク [Blu-ray]


2月 6 2012

生きることは許すこと「深呼吸する惑星」

…|д・)

おひさしぶりです。

いろいろなことがすごい勢いで時の渦の中に飲み込まれて忘却の彼方です。

何ならうっすらボケてきていると言っても過言ではない。

ヤバイのでサルベージ的に、12月〜のあれこれレビューしたいなと。

年、またいじゃってるけどねっ!


で、まあ、かなりひさしぶりに生の舞台を見たので。こちら。

深呼吸する惑星

第三舞台です。

今回U(Under)30チケットっていうのがあってそれがちょっとお安い設定だったのね。

若い人に見てもらいたいんだろうなーと思ったんだけど、

U30の人たちって第三舞台とか知ってるの…?

鴻上さんは、NHKで番組とかやっているし、知っている人も多いでしょうが。

私ですらリアルタイムじゃないからね。再演とか、あとはビデオで見たりとか。

だからそんなに第三舞台のマニアックなファンじゃないし、お約束もよくわからないから、

これまでの流れが〜とか傾向として〜とかはよくわからなくて、

単純にひとつの演劇の作品として見た感想になるけれど。


でもね、面白いよ。演劇は、たまに見るとなんかいろいろ動悸がする。(←?)

身体性がすごいんだよね。飛び散る汗と唾とかねw

筧さんはすげーよ。小さいくせに、なんだあのエネルギー。

あと、私はやはりダンスが好き。ミュージカルはあんまりでもないんだけどダンスは好き。

第三舞台はいつもダンスが素敵ですよ。男の人たちが特に。(え、そこ?w)


最近は舞台を中心にやっている若い俳優さんも多くて、

そういう方たちが有名な演出家のもとで演じる舞台を見ることもあるのだけれど、

なんていうんだろう、この舞台は役者さんのベテラン度というか…お互いよくわかってる感というか…

やはり『劇団』としての完成度みたいなのをしみじみ感じてしまう、そういう舞台でした。

だからこその解散公演なのかもしれないねと思ったり。


自分をだまして生きるのは修羅の道で、そんな時だってもちろんあるけど、

でも最終的には生きていくっていうことは許すことなんだなあ。

自分を許して他人を許すってことなんだなあ。

許すっていうか受け入れると言い換えてもいい。

っていう舞台(だと私は思った)なんだけど、

いろいろと細かいことが引っかかって思い出されるお話でもあった。

異星人が地球人と子どもを作れるように生殖構造を手術するってどういう背景でどういう心境y!とか

「本当に絶望したひとは怒ったりしない。ただ膝を抱えて諦めるんだよ。(うろおぼえー)」とか

そこもっと掘り下げてー!みたいなところもちらほら。


まあ‥あとはもうどんだけ高橋一生君が素敵だったかっていう話なら

よだれを垂らしながら延々と語れますけども。

(チケットとってみたら客演が一生君だったといううれしい誤算)

あの怪演ばかりのベテラン陣の中でがっつり2役努められるってのはすげーね。

6月の「温室」も見に行っちゃおーかなー。うひひ。

朝日のような夕日をつれて NEW VERSION―鴻上尚史第一戯曲集

私家版 第三舞台