パフューム〜ある人殺しの物語〜

寒かったり暖かかったり、ジェットコースターのような毎日ですが

みなさま元気でしょうか。私は元気です。

何の挨拶よ・・・。


パフューム

まあ、「パフューム」で検索すると、もれなくでぃすこ♪でぃすこ♪の

3人組がでてくるわけですけど。

ちなみに彼女たちも嫌いじゃない。不細工だけど。(←問題発言w)


いやなんか、お洒落(お洒落?)っぽいパッケージですけどね、

おもったよりすごい変態映画wwwwいい意味でwww

変態映画?ではないんでしょうけど、なんだろうこれ、私はすごく分かるけど、

嗅覚に意識を置いたことがない人(嗅覚優先タイプ以外というか)には

これ本質的には理解できないんじゃないのか?意味不明じゃ?大丈夫か?と

余計なお世話ながら心配になる映画でした。


人間の五感ていうのは基本的に優先があって、個人によって違う。

男性の多くは視覚優先だといわれるけど、女性は意外と聴覚優先の人も多い。

だからほら、男性の方がグラビアに興奮するっていうけど。

で、タイプとしては視覚タイプ、聴覚タイプ、体感覚タイプの3種に

分析されたりするんだけど。

嗅覚っていうのは脳でもちょっと他と違う場所で処理される。

その場所が記憶を司る海馬や、好嫌を判断する(と言われている)扁桃体に

近い(より原始的な脳に近い)ものだから、他の感覚より原始的で、

呼び起こす感情・記憶に逆らいがたい感覚だと言われている。


と、堅苦しい話はこのくらいにして、要するに、嗅覚は他の感覚よりずっと

洗練されていなくて、コントロールがしがたい感覚だと言うこと。

ちなみに私は、恋愛対象になる男性はすごくいい香りがするので

すぐにわかります。体臭がすごくいいの。

結構離れてても感じるし、その人が香水とかつけてても体臭を嗅ぎ分けられる。

とさりげなく「私も変態・・ていうか動物?」的発言をしたわけですがwww、

こういう人にはこの映画はよくわかると思う。

あとあれ、見慣れないものを食べる時に必ずくんくんしてから、口を付ける人とかw


で、主人公はね、すごく鼻が利くのに、自分には匂いがないの。

だからね、女性たちにカンタンに近づける。

暗闇で、超近くでくんくんしても結構気づかれない。コワい。サイコ。

気配がないんだろうね。気配って言うのはもちろん、

匂いだけじゃないんだろうけど、この設定は何となく納得する。

でも、匂い(体臭)がない主人公は、人じゃないの。生きてないの。

だから、人を愛したりできない。愛されもしない。

最後に広場で1000人近くが乱交するシーン(これ、話題になったねそういえば)で、

そのことに一人彼は深く絶望する。


ていう映画なんだけどー!この主人公の人の顔がすごかった。

なんつーか、凄みのある顔でした。いい役者見つけたわ。

映像も生々しくてよかったですよ。時に美しく、たいがいは気持ち悪くw

あと、これたしか、独・仏・西の合作だとおもうけど、

言語が英語なのが残念・・・。これフランス語の方が断然良さそうだよ。


この映画の監督、「ラン・ローラ・ラン」の人なのか!

赤毛好きすぎだろ・・・。








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1件のコメント ー “パフューム〜ある人殺しの物語〜”

  • 映画、言いたい放題! の投稿:

    パフューム

    東京フィルの生演奏付き試写会。
    ゲストの芸人さんのパフォーマンスでアロマが流れ、
    映画のタイトルにふさわしい、香つきの鑑賞となりました。
    原作は、世界45カ国で1500万部も出版…

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