「息も出来ない」と
「ミレニアム3部作(ス版)」をみたよ

ちょっと読んでない間に「クレイモア」の展開がアツくなってた。

最終決戦ktkr…?


すいません、ちがう、今日は映画の記事なんでした。



「誰も知らない」by是枝裕和監督とタイトルが似てる。

ヨニ役の女の子が谷村美月にしか見えない。

などという戯言はともかく。


私はぜんぜん韓流ファンじゃないし、特別に興味があるわけではないんだけど、

むかしっから韓国の映画って時々びっくりするほど面白いものがでてくるので、

その辺りは抜かりなくチェック。

隣国だけど、徴兵制だったり、戦時下だったり、大陸とつながっていたりするから、

日本と似ているようで微妙に色の違う映画が出てくるのが興味深いところ。


これも自主制作の低予算の、まあいうたらチンピラ映画で、

日本でもこういったアウトローと少女の映画っていうのはあると思うんだけど、

ちょっと独特でした。なんだろ、濃いっていうのか…。

いろんなものを秘める美学とか全然ないよねみたいなw

にっちもさっちもいかない現実があって、逃れることも出来なくて、苦しい。

生きるための表現として暴力しか知らない。

コミュニケーションの方法すら暴力以外を知らない。

後に惹かれあう女子高生(この子の状況も色々悲惨である)ヨニですら、

初対面の時ぶん殴ってるんだぜwww

そういうどチンピラ・サンフンの悲劇的な物語。


終止まあ題名の通りの、息苦しい話なんだけど、だけどこの映画、

根底の部分はすごい真っ当な感じがする。

根底にはすごく真っ当な、

暴力は解決手段じゃない。ただ連鎖するだけなんだぜ。みたいな価値観とか、

わかっていてもそれ以外出来ない人間の哀しさとかそういうのがみっちりなので、

またそれが息苦しさ倍増させてるという。

監督兼脚本兼主演のヤンさんのチンピラらしいチンピラっぷりが

なんともいえない味わいです。


でもってもう一個はこれ。↓



こないだ、フィンチャーのこれみたので、

じゃ本国(スウェーデン)版見るかと思って見た3部作。

こちらのリスベットたんは、ガチムチでした…。や…まあわかるんだけども。

乳もね、(また乳の話かw)筋肉でしたよ…。たしかに小柄でちっぱいではありますけれども‥。

原作だとほんとに、子どもみたいな華奢な女っていうイメージなんだけども、

現実のところ、あれだけ色々立ち回れて、男と渡り合える(渡り合う意思がある)んだから、

これが正しいといわれればそりゃそうだな…っていう。。

でもお顔立ちとか、ツンツンぶりとかはこちらの方がイメージに近いかもしれません。


こちらは3部作で、あちら(フィンチャー版)は1だけなので

単純に比べることはなかなか出来ませんが、こちらを見ると、

フィンチャーの上手いところがよくわかる部分も多い。

フィンチャー版で、事件後にリスベットがお金ちょろまかすあれこれとか、

あとなにより、ミカエルにクリスマスプレゼントを買って、結果渡さないところが

ちゃんとあったことは、こっちを見るとすごく評価できると思いました。

あれは意外に重要なエピソードと思うの。特に3部作にするのならなおさら。


逆にこっちのスウェーデン版のいいところはまずやっぱり言葉が不自然じゃないw。

あとプレイグが(特に3作目では)大活躍です。それはよかった。

2〜3にかけては登場人物がわさわさふえるのですが、

それはやっぱり苦労しているなあっていう感じでした。

削れるところは削って、なんとか。というかんじ。

原作読んでいても、「あれ、この人なんだっけ?」という感じに。

まあ、映画はむずかしいよね。

でも3部作ならではのボリューム感はありました。まあ満足。

あー、編集部のクリステル・マルムがADでもなければゲイっぽくもなかったのが

個人的には不満足だけどね!w



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