映画耽溺(6)

年末に向けて忙しくなってはいるんですが

しぶとく続く耽溺シリーズ。

要はやる気の問題だな。時間をつくるのは自分だからな!

てなわけで若干ペースは落ちているものの暇があれば映画観てます。


面白かった順!


●ウォールフラワー



あー今回はなんか色々と画像の選び方に偏りが観られます。(いつも)

試写にて鑑賞。ノー予備知識で行ったらおもしろかったです。

青春映画。正しく青春映画ですな。

まあちょっとした伏線的なアレコレはあるものの、正統的な青春映画なので

あらすじは「内向的な男の子に素敵な友達が出来たよ!」ってだけのことなんだけど

おもしろく胸打たれつつ観れてしまうのが青春もののすごいところである。

いや…何がびっくりってエズラ・ミラーくんの美しさですよ。

チャーミングにして妖艶。恐ろしい…。

松潤に似てると評判のすこぶるエキゾチックなお顔なので

好みは分かれると思いますが、一種の鋭さや

エキセントリックさみたいなものを持った役にはぴったりだねー。

ロッキー・ホラー・ショーもっかい観たくなるっていうおまけつき。

しかしロッキー・ホラー・ショーってそんなにも特別な映画なのだね…。

アメリカンサブカル層にとっては…。






面白かった順とかいいつつ、以下の3本は順不同って感じだなー。



●ヒア・アフター



観忘れてた。これもなんか津波の描写が何たらかんたらで

上映中断なってたよな…。程度のことしか知らん状態で鑑賞。

いつも思うけど、クリント・イーストウッドのとる映画ってなんか独特の暗さ?

重み?があるんだけどなんでかね?なんだろ、影の色味のせいか?

暗い重い題材に限らず…。これも、まあ重い題材ではあるけど

暗い話ではないと思うんだけどね。わりとおもしろかったよ。

私は複数のエピソードが入り乱れる話が無条件に好きなのでしょうがない。

マット・デイモンは不思議な役者であることよ。

まずなんか顔も覚えにくいし、賢そうでもあり、脳みそ筋肉みたいでもあり、

繊細そうにも見え、がさつそのものにも見える。役によって。

あと、男の子のパートと霊能力者のパートの巡り会いは良いとして、

臨死女性と、霊能者はなんで恋に落ちたし???っていうのが

わかるようで、実はよくわかんなかったっていうくらい。





●ミルク



あきらかに画像がマイナー絵ですが、なにか。

だって、かわいいんだよ、ディエゴ・ルナくん。

今回はミルクの恋人のダメすぎる依存型ゲイの役だよ!(←まちがった導入)

…いえ、ごめんとりみだした。ゲイ界の偉人ハーヴェイ・ミルクの自伝映画。

ドキュメンタリーがそもそもあって、そちらは観てないんだけど

わりとそれに忠実につくられているみたい。

ショーン・ペン先生が完全にゲイです。ミルクです。

ショーン・ペン的狂気は今回は器用に包み隠して。

この人は本当にいい役者だと思うのだよ。

まあ、ドキュメンタリーみたいなもんだと思ってみるのがいいと思うけど、

なんかこう、いろいろ考えさせられるね。

基本的にミルクの側(マイノリティ側)から描かれているのもあって、

いわゆる保守の人々って対立的に描かれているんだけど、

なかでもダン・ホワイトっていう人物

(観る限り単純な対立関係でもない)は超絶興味深い。

なんで、あんなことを?っていうのが結局

わかるようでわからないモヤモヤ感、その点において。





●マラヴィータ



ミシェル・ファイファーみたいなおばはんになりたい。

という無茶な願望を抱いてしまうミシェルの美しさの安定感。

それにしても、なんかこういう映画どっかで観たぞと思ってたんだけどアレだ。

アダムズファミリーだね。マフィア版アダムスファミリー。

こういうハチャメチャ家族系っていうのはジャンルとして確立してるねえ。

監督リュック・ベッソン、製作総指揮マーティン・スコセッシ、

デニーロ、ミシェル、トミー・リー・ジョーンズと、やたらと豪華なわりに、

結構こじんまりとした映画に感じましたが、

子供たちがなかなかキュートで良かったですよ。

あとあれ、バター文化圏とオリーブオイル文化圏の仁義なき戦い。





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