石田衣良と言う定型/
テルマエ・ロマエ

ちょっとみないうちにえらいシリーズがでていたことを今更知り、

若干ショックだったIWGPシリーズ。

というわけで、今週は石田衣良先生をまとめ(って2冊だけど)読み。

この方の文章の読みやすさはちょっと異常。1日2冊とか楽勝。

まあ、軽いともいえる訳だけどね。

Gボーイズ冬戦争/夜を守る

GボーイズのほうはIWGPのえー・・何作目か知らんが読んでなかったやつ。

夜を守るのほうは、上野版IWGP。

おもしろかったよ。相変わらず。

なんというか、この定型っぷりはもはや水戸黄門の域。


最近読んでなかったからか、時間は絶え間なく流れるせいか、

正直なところ、石田さんの描く若者や若者文化はもう時代性を失っている。

ちょっと現実離れしてきた。虚構っぽく、昔っぽい。

だけどまあ、これはそれも含めての定型だからそれはそれでいい。

ただ、シリーズじゃない書き下ろし系の小説もこうだと厳しそうだけど・・


他の読んでないIWGPシリーズも結局読んでしまうのだよきっと。

水戸黄門的定型の快感ていうのはあるからねえ。


で、こちら、マンガ大賞?かなにかで最近注目のこれ。

テルマエ・ロマエ

ワロタ。これはおもしろい。

塩野七生御大の「ローマ人の物語」シリーズを読むと、

結構ローマ人(ローマ帝国半端なく長いから全てがではないにせよ)て

日本人に似てる・・。とか思ってしまう訳だが、風呂ね。たしかにねえ。

スーパー銭湯的レジャー施設って、日本と、古代ローマ帝国とかにしかないんだろうか。

スパは・・・なんかまたちがうんだよね。

もっと庶民的で生活に密着した風呂文化。


著者のヤマザキマリさんのイタリア人家族マンガはずっと読んでいたのだが、

イタリア好きもあいまって、大変おもしろかった。

いい題材を見つけられたななどと、上から目線で思ってみる。w

2巻、楽しみ。


そういえば、森薫氏の「乙嫁」もまだ未読なのよね。



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5件のコメント ー “石田衣良と言う定型/
テルマエ・ロマエ”

  • まあ の投稿:

    この人よくテレビも出るよね、いらさん。
    よく書く時間あるよね、いらさん。

    宮部みゆきとか東野圭吾とか(テレビには出ないけど)
    ポンポン新作出たりして、よく働くよね。

    • nanamaru の投稿:

      うむ、いらさんと、みやべさんと、東野圭吾さんはほんとによく書くよね。
      伊坂さんも結構多作かな。恩田陸さんも。
      んでまあ、安定感あるし(どれ読んでもそれなりに面白い)すごいよな。
      これに反してもう、びっくりするくらい遅筆な人もいるんだが、
      どっちがいいかは微妙だわね。漫画家も同じだがw
      ただ、人間誰でも1本は小説書ける(くらいの想像力はある)んだって。
      ただずっと書き続けるのは本当に難しい。らしい。

  • まあ の投稿:

    宮部みゆきなんてジャンルも様々じゃん?
    時代物もあるしさー。
    すごいなー、と本屋で思う(笑)
    あんまりあるんでどこから手を付けていいか迷ったりもするさ。
    最近めっきり活字離れてるし。
    多分どれを読んでも面白いんだろーけどさ。

  • 日々雑感II の投稿:

    テルマエ・ロマエ

    「テルマエ・ロマエ」がようやく到着。話題になった時に速攻で注文したのですが、一カ月以上もかかりました。売れているんだな。すげぇ。

  • 月灯りの舞 の投稿:

    「テルマエ・ロマエ I」

    話題のお風呂漫画。
    で、タイムスリップもの。
    笑えて、なごむ。

    「テルマエ・ロマエ I」
    ヤマザキマリ :著
    エンターブレイン (BEAM COMIX)
    2009.11.26/680円




    マンガ大賞2010 大…

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