私の男/モンスター
今日から3月です。がくぶる。
すっかり読書ブログ、映画ブログと化していますが、
登録カテゴリを考え直した方がいいかもしれんw
で、先週のピックアップ。
勢い余って(?)またもや桜庭一樹。
この人の本、装丁がいいよね。つい、手に取っちゃう。
さっき知ったけど、これ、直木賞取ってるのね。
いやー・・・。
きつかったっす。・・なにがって、近親相姦が主題だからさ。
タブーとされている性っていうのは世の中まあ結構色々あって、
私は基本的には当人同士がよけりゃ何だっていいと思うけど、
なんだろうなあ、近親相姦だけは厳しいのよね。
良い悪いじゃなく、個人的に、受け付けない。
私にしてはめずらしく(?)嫌悪感が先に立つ。ので、きつい。
なんでだろうなあ・・。たぶんね、一番垣根が低いからかもしれない。
なんかこう・・一番陥りやすそうで、ありえそうで怖いんだろうなあ。
ああ、うん、怖いんだね。気味が悪いんだね。
そもそも私は血の繋がりっていうのが怖いんだもんなあ・・。気味が悪いし。
他のなんだ、SMとかゲイとかロリとか死姦とかフェチとかは怖くないんだけど。
↑それもどうなのw
なんかねえ、近親愛って行き場がないんだもん。
どう転んでもなんかあんまり幸せじゃなくて苦しい。
そんなことないのかなあ。覚悟の問題かなあ。
この小説の主人公の花は結局(実父と添い遂げる)覚悟がなかったってことなのか、
そういうものでもないのかなあ。
やっぱり常識は偉大でいずれ父娘はそうあるべきじゃないって思うもので、
それが正解ってものなのか、やはり私には血の問題はよくわかんない。
まあ、だいたい普通の恋愛でさえ、覚悟なんてそうそうできるもんでもないからなー。
いろいろ読了するのが苦しかったけど、意地で読了。そしてぐったり。
で、気分転換にこちら。
気分転換にならないwww
これ見るの3回目くらいなんだけど。好きなのよね、これ、なんか。
まあ、よく言われることだけど、このシャーリーズ・セロンはすごい。
サイダーハウスルールやイーオンフラッグスの人と同一人物と思えないwww
もう、ドキュメンタリーなんかで見る本人のアイリーンにしか見えない。
これは実在の殺人鬼の話というよりは、アメリカのプアホワイトの物語だと思う。
理解の外にいる特殊な人間の話じゃなくて、
貧しいアメリカのひとりの女性の話に見える。
アイリーン自身にも近親相姦の問題はあったりなかったりするけど、
映画においては主題でもないし、
それ自体はある意味非常にありふれた出来事のひとつなんだと思う。
ありふれてるよね・・・。近親相姦。
だからといって、(「私の男」の淳吾もそうだけど)虐待を受けたり
欠損した家族で育った人間が皆、悲惨な人生を選ぶ訳じゃないんだから、
もちろんアイリーンの生き方は褒められた生き方じゃないし、
これがいい映画なのかどうかは分からないけれど、私はこの映画がなんか好きで、
つい3回も見てしまうという・・。その度に何か心を打たれてしまうという・・。
あ、ちなみに「テルマ&ルイーズ」も好きですよ。
「ナチュラルボーンキラーズ」とか「俺たちに明日はない」とか
女の人が犯罪者の映画は、何故か大概好きです。えへへ。
話がそれそうな気配を感じる!
この映画に描かれてるアイリーンは快楽殺人者ではなくて、
不器用だけど人を愛するのに、でもまごうことなきシリアルキラー。
それが、深く、哀しい。
3月 3rd, 2010 at 10:48 AM
やっぱ本能じゃないんかねー。
近親相姦への嫌悪って。
あんまり考えたことないお気楽もんだけどさ、わし。
それ以外の性癖(近親相姦が性癖とは言えないけど)は
多かれ少なかれあるもんだろうし、またちょっと違うんぢゃないのけ?
しかしこの本、ちょっと気になってました。
なんつーか興味本位ではあるけれど。
最近ほとんど欧米ものの映画見てないわ(笑)
これはなんか重そうで敬遠してたのよね。
「ナチュラル~」はおいらも好きだ。
しかしあれを足らんティーので見たかったす。
あれはあれでいいけどねー。
3月 3rd, 2010 at 11:09 AM
>まあちゃん
わーい、コメントありがとー!
近親相姦て言うのは実はさあ、そんなにタブーでもない訳。
昔の王族とかやんごとなき家系なんてほぼ近親婚な訳だし、
純粋な血を守ると言う考え方に基づけばちーっともタブーでもないのよ。
タブーじゃなければ、きっと幸せな近親婚だってあったはずなのよ。
それが今の日本でタブーとなった理由は、生物学的な問題はあるにせよ、
よく考えるとよくわからない。でもすごくダメな気がするじゃん?
よく考えるとなんでダメかよくわからないところが怖いw
足らんティーの、ワロタ。
たしかにあれ、タランティーノっぽい映画だけど、
彼がやるとなんか全然ちがくなりそうな気もするw見てみたいw
ジュリエット・ルイスが好きだったんよ。いまなにしてるんだろーなあ。
ブラピには彼女と添い遂げてほしかったw
モンスター、重くはないよ。私の基準では、重くはないw
軽くもないんだろうけどwオススメ。
3月 3rd, 2010 at 2:25 PM
ほーほー、なるほろ。
確かに近親婚てのはあるのぉ。
そーいや民主の管さん夫婦はいとこ同士ではなかったか?
今でもそんな地域はあるのかねー?
「ナチュラル~」は(確か)元の話はタラちゃんが作ったんだよ。
でもっといろいろあって(笑)O・ストーンが監督になって、
出来上がりをタラちゃんが見て
「おいらが作りたかったのはこんなんぢゃないやいっ!!」
と怒ってしまってワンワンワワン。とかなんとか。
タラが作ったらもっとブラックユーモアたっぷり、のはず。
ちょっと前にジュリエットルイス見たら、
なんか切なかったよ(笑)
これの時サイコーにかっこよかったよね~。
「モンスター」TSUTAYAで思いついたら(笑)
借りてみるわん。
3月 5th, 2010 at 2:33 PM
モンスター
「ともかくシャーリーズ・セロンが凄い!」
それだけの前情報(笑) 。
DVDで鑑賞。
1986年。体を売って生活しているアイリーン・ウォーノスは、
ある夜立ち寄ったバーで、セルビー…