映画耽溺(5)
バック・トゥ・耽溺シリーズ。
日々、寒くて眠くて仕方がないんですが、何なの、死ぬの?
週末ごとに、起きる→食べる→映画見る→寝る→起きる(以下ループ…)
みたいな何の生産性もない休日を繰り返していますが私は元気です。
今回は全般的に頭のおかしな感じの映画のラインナップだよー。
んーと、、主にDVDです。
面白かった順…といえど今回はちょっと比べにくい映画ばっかなので、
順番は気休め程度ね。
●天国の口、終りの楽園
↑ディエゴ・ルナたん!ディエゴ・ルナたん!
エリジウムの三つ編み系男子の人だよ!
おおむねガエル・ガルシア・ベルナルくんとセットで認識されるけど、
わたしはディエゴくん派だよ!かわいいよ!子犬系男子。
いきなりディエゴくんのエロいシーンから始まってびっくらこいたわけだが、
まあ、あれですよ、もう、全般的に男子2人がね、性欲を持て余しすぎですよw
男の子2人+年上の人妻っていう3人のロードムービーですが、
もうちょっとあれだな…人妻が美人だといいんだけどな…。
いや、独特の雰囲気はあるんですけども。
あとぜーんぜん違うけど、ちょっと話が僕星とかぶってるよ。
ロードムービー好きとしては「ああ正しいロードムービーだなあ。」と楽しく見たけど、
(出かけて、何かを失って、何かを得て、帰ってくるという意味で)
この映画の感想で『終止気持ちが悪い』という感想を書いている方を見かけて、
ほほう〜と思ったのも印象深い映画。わからなくは、ない。
生々しいんだよね。メキシコらしいというか、生と性と死の境界の近さ。
●処刑人/処刑人Ⅱ
兄弟萌えの人が馬鹿かわいい兄弟を愛でるには最高のバカ映画。
冷静に考えるとあれだ、「月に代わってお仕置きよ!」的正義の危うい話を
完全に確信犯でまとめあげてる。という意味では天才的。
まあ、これは人気が出るよねっていうノリとキャスティング。
初めてまともにノーマン・リーダスを見たけど、兄ちゃん共々、ありゃカワイイな!
いちいち服がお揃いとか、対の刺青とか、喧嘩オチとかもう、間違いのない狙いっぷり。
公式で天使扱いだけど、あってるわ、あれ、天使だわ。納得。
あと、ウィレム・デフォーの女装ね…。誰得…。いやおもろいけど。
あれだけでも女装好きとしては見る価値あるけど…。
●シチリアの裏通り
東京国際映画祭にて鑑賞〜。
映画祭はいいよね、独特で。お祭りだし。
シチリアLoverとしては気になるところと思って見に行ったけど、
ミニシアター系のこじんまりとした良品映画でした。
女の映画。そしてほとんど喋らない(ていうか最後の最後くらいしか台詞ないんじゃ?)
ばあさん(写真右)の人生の凄み。
いかにもシチリア、いかにもイタリアで生きる女。が見られる映画。
映画祭なのでQ&Aで、ばあさんの方の役の女優さんも拝見しましたが
実物は全然キュートでお美しかった。役者はすごい。
●ローズインタイドランド
↑このビジュアルかわいいね。
しかし内容は、『どうしようこれ、頭のおかしい人しか出てこない…』
っていう映画でーす!そしてひたすらに逞しいローズ。(主人公の女の子)
でもね、わかるよ。少女っていうのは逞しいものよね。
むしろこの映画で筆頭に頭がおかしいのがローズであって、
だけどその頭のおかしな逞しさ(&無自覚な色気)こそが少女だというのは、
元少女(ごめん図々しい…)としてはすごく良くわかる。
だからぜーんぜん悲劇的じゃなく、ひたすらに
シュールでサイケな世界が繰り広げられてて、面白い。
「パンズラビリンス」とどうしても比べちゃうけど
ローズの逞しさとオフェリアの逞しさの根っこは同じに思える。
ただずっと、あっちのほうが悲劇的なんだけどね。
周りの大人も向こうの方が悲劇的。
そういう意味でやっぱり「パンズラビリンス」の方が好きなんですけれども。
●コララインとボタンの魔女
これ、評判がいいんだよね。
私が割と信頼しているレビュアーの方たちに評価が高くて、うん。
…ごめん、私そんなんでもなかった。
こういうアニメ系のは好みもどうしてもあるからなあ。
ちょっと毒気があるっていうのはすごくすごく好きなんだけど、
ごめん、ちょっとこれはそんなに好きじゃなかった。なんでかなあ。
なんかちょっと全体にかわいさが足りないのか…私には。
ところどころ好きな造形はあるんだけども。魔女の手とか、人形とか。
オープニングの魔女が人形つくるところとかすごくいいと思ったんだけどな…。
あ、でもこれは完全に好き嫌いの話なので、好きな人はすごく好きだと思います。
↓に貼った人形とかかわいいんだけども!
12月 27th, 2013 at 12:19 PM
[…] 継母(天国の口、終りの楽園の人だった)も意地の悪そーなかんじで大変よろしい。 […]