少女七竈と七人の可愛そうな大人
若干体調が優れないのでおひるごはんはラーメン。
麺屋好日@東中野 煮卵ラーメン@800円
やさしいお味のラーメンです。パンチはないがな!
胃が弱ってる時に食べたくなるw
さて、今日はこのブログを始めて以来初の日本人の作家さんです。
いや・・そんなに海外の文学ばっかり読んでるワケではないのですよ。
なんかここのところ海外(南米)づいてるけど!
桜庭一樹氏、初読み。
なんとなく(恋愛小説というジャンルがあまり好きじゃないから?)
敬遠していたのだけど、おもしろかったです。
七竃と雪風てw名前が素敵すぎる。
これは恋愛小説というよりは母と娘の物語な気がする。
母親がいんらん(ひらがな表記なところにこだわりを感じるw)で男とすぐ出奔しちゃう。
その娘は周りにとけ込めない程美しくて、風変わり。
多分こういう母親は珍しくないし、こういう娘も珍しくはない。
でも北海道の田舎町で、かれらはとても異質。
この辺の感覚は、田舎育ちで母娘2人で生活してきた私にはすごくよくわかる。
あ、ウチの母親はいんらんでもないし(多分)、私も別に美しくはないですがねw
田舎と都会っていうのは確かにカルチャーが違う部分はあるなあ。
どっちがいい、わるいじゃなくて、ただ異質な人間は田舎で暮らすのが大変。
謎の苦手意識があったけど、読まずギライするもんじゃないね!
このかたの文章のさらっと加減は割に好みだったので、今度は違うのも読んでみます。
追記:こういう「いんらん」や母娘の関係を書けるのは女の人っぽいなあ・・と思ったら
やっぱり桜庭さんは女性だということが発覚。深く納得。