完成されたバカ殿の形「のぼうの城」
寒い。こないだまで暑い暑い言ってたのに、寒い。
七分袖の出番がない。そして体調を崩す人続出。
書いてて思い出した。こないだ生まれて初めてぎっくり腰になりましたよ。
びっくりした。腰大事ね。
で、くの字で横たわったまま動けないもんだからこれを読んでた。
本人は立てもしないというのに、合戦ものですよw
なんか日本史としての中央の歴史っていうの?そういうのは一応知っているのだけれど、
この物語の舞台となる埼玉方面とか、例えば私の田舎の諏訪の歴史とかといった
地方の歴史って縁のある人じゃないと知らないよね。
地方では知られている歴史上の人物とかけっこういるんだろうな。
この小説は時代小説なんだろうけど、出てくるキャラクターがなかなか個性的でよい。
三国志みたいにきっちりキャラがある。武丈夫とか、若武者とか、いいわー。姫もいいキャラw
で、主人公が「でくの坊」の略で「のぼう」様とか領民に呼ばれちゃってる領主様。
底が深いのか、別に何も考えてないだけなのか、賢いのかバカなのか、最後までわからない。
完成されたバカ殿のカタチをひとつ見た気がしますw
「この人は私がなんとかしてやらないといかん!」と人に思わせるタイプの人がいて
私も案外そういう人に懐かれると弱いところがあるので、こういう人の動かし方、わかる気がする。
たとえば、同じ城攻めでも「墨攻」(酒見賢一さんの)とはリーダーのタイプがもう全然違うw
面白かったです。
あ、映画化されるんだ。へー。。
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