小谷元彦展「幽体の知覚」
年が明けてからというもの、ちまちまと忙しくしているのですが、
(ありがたや〜)ぼんやりしてたらまた会期が終わりそうなので
急いでいってきました。これ。
恥ずかしながら、小谷元彦氏の作品を見たのは初めてなのですが、
良かったです。…私のアートの好みって偏ってはっきりしているから
そのせいでまあわかりやすいと言えばわかりやすいのだけれど、考えてみれば
同時代の作家のつくるものがわかりやすいのは当たり前なのかもしれない。
鴻池朋子氏の展示もわかりやすくて良かったしなー。
ちなみに私は「脳科学」に興味を持つくらいの変態なので
基本的に身体性を感じさせるものが好きなのよね。社会性より身体性。
これは良い悪いじゃなく、単純な好みだけど。
「痛覚」「アウラ」「重力」あたりがキーワードっぽかったけど、
「幽体の知覚」っていう展示会の名前もいいセンス。
ピアニストが指を拡げるための実際の器具をアレンジしたバイオリンモチーフの器具
(作品名失念)なぞをよだれを垂らしそうな顔で見つめる私。
どんだけ身体変形欲求好きなんだと。
印象としては、グロテスクなものも多いのかもしれないけれど、
私はこういうのに全然戦慄しない、むしろ漲ってくる変態(二回目)なので無問題。
むしろちょっとど真ん中過ぎるというか、そつがなさすぎる感じもしたなあ。
なんていうの、変態の表現がど真ん中っていうの?(台無しなレビューになってきた)
なんかおしゃれなんだよね。泥臭くない。
とくに「SP2」シリーズ、「ホロウ」シリーズなんかは
わかりやすく美しかったです。白いし(そこ?)。
そういえばずっと思い悩んでいた森美術館の年間パス買ってみました。
5,250円。…まあそんなに悩むほどの値段じゃないわけだがw
年間4回通うともとが取れる計算。普通にそのくらい通ってる気がするので。
とか思っていたら次の狙っている展覧会が国立新美術館だという。…ちw。
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