12月 27 2013

映画耽溺(8)

年末ですね。通常運転でお仕事中です。

近年のこの年末〜新年の感覚のなさ、尋常でない。

まあ、いいや。とりあえず2013年最後の映画耽溺シリーズです。

ちなみにツイッタでぼんやりあげてみた今年のベストはこんな感じ。


1.スタートレックイントゥダークネス




2.ウォールフラワー




3.鑑定士と顔のない依頼人




4.ウォームボディーズ





5.ワールドウォーZ





6.パシフィック・リム





7.クラウドアトラス





8.トランス





9.僕が星になる前に





10.殺人の告白→改め、オンリーラヴァーズレフトアライブ








実質はほぼ順不同ってところ。

私の愛する「ホビット」シリーズが入っていないのは、今年は公開がなかったからだよ!

(第一部は2012年公開、第二部は2014年公開)


面白かった順…だけど今回のレビューものが2つも入っているあたり、

今回は良作ぞろいだよ!スーパー好みに左右されるけど!


●鑑定士と顔のない依頼人



ネタバレありますからたたむよ!

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12月 9 2013

映画耽溺(7)

もうブログの名前、映画耽溺に変更した方がいいんじゃね?

っていう気持ちになってきましたが、悟った。

これしばらく続くわ。

ある日突然また私が映画から遠ざかるまで続きそうだわ。


てなわけで今日もまた順番つけづらい!けど無理くり面白かった順!


●リトルランボーズ



ぬぅぅぅ。マジ今回順番つけづらいわ。。

抜きん出て面白いというのも、抜きん出てつまらないっていうのもなかったからなあ。

まあ私は大概のものはおもしろがっちゃうんだけどさ。

その中で実は一番好みだったのはこれかもね。っていう。


知らなかったんだけど「銀河ヒッチハイクガイド」の監督だった。

そりゃ好みだわ…。好みは分かれると思うけど。

子役が素晴らしい。特に悪ガキの方の子。(写真下)

ウィル(写真上)も素敵だけど、彼はとてもクリエイティブで少しエキセントリックだから、

普通っぽい(?)悪ガキの方に対しての私の感情移入度が半端ない。

この二人もそうだけど、環境要因で無邪気な子供ではいられなくって、

大人にならざるをえない子供っていうのはどこにでも、いつでもいるものだけれど、

そういう子たちはいつも切なくて、愛おしい。


しかし、娯楽の一切を禁じる教義ってすげえな、ヤバくないの?

気が狂ったりしないの?とか思う一方、

ウィルの描く絵を見れば、個人の頭の中は

いつだって圧倒的に自由なのよねっていう希望も感じる。





●悪の法則



ハビエル・バルデムのシャツ…。どこで売ってんのそれ…。

あとキャメロン・ディアスのメイク…。ネイルはシルバー、タトゥはレパード…。

っていう悪趣味ファッションが堪能できまーす!

なんかだいたいみんな酷い目に遭う。

すごい酷い目に遭うんだけど(除く一人)、なんでそんなことになってんのか

説明しろっていわれたら正直よくわからない。(私の頭が悪いせいか)

要するにあらすじがよくわかんないっつーか、

全体で何がどうなってんのか、全然わかんないんだけど

『こまけーことはいいんだよ!』みたいな勢いで何となく見れちゃうっつー映画。

リドリー・スコットだった。監督。(エンドロールで把握)

一番迫力あったのは、キャメロンとペネロペの裸での会話シーンです。↓



女怖い。女最高。





●おじいちゃんの里帰り



なんでこの写真を選んだ…。どこまでも兄弟萌えなわたし。ブレない。

兄弟は仲が良くても悪くてもおいしい。

とはいえこれはおじいちゃんの物語。思ったより、コメディ。

まあ人生なんて突き放してみれば大概コメディだしね。正しい。

いろんな意味で(絵的にも)「リトル・ミスサンシャイン」とちょっとダブるけど、

こちらはちょっと主題が違う。多分。アイデンティティとルーツの話。

トルコは確かに、ヨーロッパ文化圏とは明らかに違うのよね、実際に行くと思うけど。

文化も宗教も違う。人生の捉え方や家族の捉え方も多分違う。

そういうのがよくわかる。


あとおじいちゃんの若いときがスーパーイケメンでビビった。

けどトルコは確かに素敵な男の人が多いよ!髭好きはたまらんよ!(と話がそれる)


どうでもいいけど隣の席の男の人が明らかに彼女のおつき合いで来てたんだけど

150%映画に興味がなさそうで終止ごそごそしてて気が散ったよ…。

お金もったいないよ、来るなよ…。

彼女も一人で来なさいよ…こんなマイナーな映画…。

興味なさそうな人連れてこないでほしいよ…。っていう愚痴!


●キャプテン・アメリカ



↑改造前。



↑改造後。

えっ?えっ?この体格差、これどうやってんの?CG?

っていうところがずっと気になっている。(どうでもいい)

(→調べた。モーフィングだった。ふむ。)

そして個人的には改造前の方が好みである。(もっとどうでもいい)


アベンジャーズに手を出しちゃったからねー。

でアイアンマンは全部観てるし、ソーはロキちゃん出てるから観てるし、

じゃーつぎはキャップ観るかーと思って観た。

ええとね、トミー・リー・ジョーンズは出てるし、

ヒューゴ・ウィービング(エルロンド:LotR)出てるし、

トビー・ジョーンズ(アレリン:TTSS)出てるし、

リチャミ(トーリン:Hobbit)出てるし、

JJ・フィールド(マイルズ:僕星)出てるし、

個人的に狂喜乱舞のキャスティングだった。知らなかった。

しかし、英国俳優は絶対一度はハリウッドで悪役やってステップアップだな…。


内容は安定のマーベルクオリティ。面白かったよ。

あと冷静に考えるとキャップはとても切ない。強制タイムワープだもんね。

そしてもしかしたら童貞…。ってことがわかった。

(そしてもっともどうでもいい結論に至って終わる)







11月 25 2013

映画耽溺(6)

年末に向けて忙しくなってはいるんですが

しぶとく続く耽溺シリーズ。

要はやる気の問題だな。時間をつくるのは自分だからな!

てなわけで若干ペースは落ちているものの暇があれば映画観てます。


面白かった順!


●ウォールフラワー



あー今回はなんか色々と画像の選び方に偏りが観られます。(いつも)

試写にて鑑賞。ノー予備知識で行ったらおもしろかったです。

青春映画。正しく青春映画ですな。

まあちょっとした伏線的なアレコレはあるものの、正統的な青春映画なので

あらすじは「内向的な男の子に素敵な友達が出来たよ!」ってだけのことなんだけど

おもしろく胸打たれつつ観れてしまうのが青春もののすごいところである。

いや…何がびっくりってエズラ・ミラーくんの美しさですよ。

チャーミングにして妖艶。恐ろしい…。

松潤に似てると評判のすこぶるエキゾチックなお顔なので

好みは分かれると思いますが、一種の鋭さや

エキセントリックさみたいなものを持った役にはぴったりだねー。

ロッキー・ホラー・ショーもっかい観たくなるっていうおまけつき。

しかしロッキー・ホラー・ショーってそんなにも特別な映画なのだね…。

アメリカンサブカル層にとっては…。






面白かった順とかいいつつ、以下の3本は順不同って感じだなー。



●ヒア・アフター



観忘れてた。これもなんか津波の描写が何たらかんたらで

上映中断なってたよな…。程度のことしか知らん状態で鑑賞。

いつも思うけど、クリント・イーストウッドのとる映画ってなんか独特の暗さ?

重み?があるんだけどなんでかね?なんだろ、影の色味のせいか?

暗い重い題材に限らず…。これも、まあ重い題材ではあるけど

暗い話ではないと思うんだけどね。わりとおもしろかったよ。

私は複数のエピソードが入り乱れる話が無条件に好きなのでしょうがない。

マット・デイモンは不思議な役者であることよ。

まずなんか顔も覚えにくいし、賢そうでもあり、脳みそ筋肉みたいでもあり、

繊細そうにも見え、がさつそのものにも見える。役によって。

あと、男の子のパートと霊能力者のパートの巡り会いは良いとして、

臨死女性と、霊能者はなんで恋に落ちたし???っていうのが

わかるようで、実はよくわかんなかったっていうくらい。





●ミルク



あきらかに画像がマイナー絵ですが、なにか。

だって、かわいいんだよ、ディエゴ・ルナくん。

今回はミルクの恋人のダメすぎる依存型ゲイの役だよ!(←まちがった導入)

…いえ、ごめんとりみだした。ゲイ界の偉人ハーヴェイ・ミルクの自伝映画。

ドキュメンタリーがそもそもあって、そちらは観てないんだけど

わりとそれに忠実につくられているみたい。

ショーン・ペン先生が完全にゲイです。ミルクです。

ショーン・ペン的狂気は今回は器用に包み隠して。

この人は本当にいい役者だと思うのだよ。

まあ、ドキュメンタリーみたいなもんだと思ってみるのがいいと思うけど、

なんかこう、いろいろ考えさせられるね。

基本的にミルクの側(マイノリティ側)から描かれているのもあって、

いわゆる保守の人々って対立的に描かれているんだけど、

なかでもダン・ホワイトっていう人物

(観る限り単純な対立関係でもない)は超絶興味深い。

なんで、あんなことを?っていうのが結局

わかるようでわからないモヤモヤ感、その点において。





●マラヴィータ



ミシェル・ファイファーみたいなおばはんになりたい。

という無茶な願望を抱いてしまうミシェルの美しさの安定感。

それにしても、なんかこういう映画どっかで観たぞと思ってたんだけどアレだ。

アダムズファミリーだね。マフィア版アダムスファミリー。

こういうハチャメチャ家族系っていうのはジャンルとして確立してるねえ。

監督リュック・ベッソン、製作総指揮マーティン・スコセッシ、

デニーロ、ミシェル、トミー・リー・ジョーンズと、やたらと豪華なわりに、

結構こじんまりとした映画に感じましたが、

子供たちがなかなかキュートで良かったですよ。

あとあれ、バター文化圏とオリーブオイル文化圏の仁義なき戦い。