映画耽溺(11)
なにをかくそう今回で一番インパクトがあったのは
ナショナルシアターライブの「フランケンシュタイン」でしたけども。
あと「変態アニメーションナイト」。
どちらもいわゆる『映画』とはちょっとちがうけども、
東京ではいろんなもんが観られるので、素敵。
「フランケンシュタイン」は
ベネディクト・カンバーバッジくんとジョニー・リー・ミラーくんが
フランケンシュタイン博士と彼の創ったクリーチャーを交互に演じたっていう
ナショナルシアターでやった演劇。
ダニー・ボイル先生の監督?演出です。
いやーダブルキャストっておもしろいよね!
同じ役を同じ台詞でやるのに、全然違う。
全然違うキャラクターに見える。面白い。
人間てすごいなって思う。違うんだなって。個性ってこういうことだなって思う。
(私的にはベネさん=博士バージョンが好み。衣装が可愛すぎて死ねる…)
演劇にはやっぱり独特の面白さがあるよなー。面白い。
あの生々しさが苦手な人は多いだろうというのもわかるけど。
お話としては非常にシンプルなお話ではあるんだけど、他にも演出や台詞含め、
いろいろ面白いので語りたいことはいっぱいあるんだけど長くなるので割愛〜。
で、今回の面白かった順!
今回は、まあまあかなー。主観的なのは相変わらず。
●ホビット〜竜に奪われた王国〜
だからね、萌えはね、最上級の面白さなんだよー!
ていうわけでもはやこれが一般の方に面白いのかどうかはわたしには判別不能ですが、
ドワーフスキー、トールキンスキーにはたまらないものがあるのですよ!
あ、あと今回はエルフスキーにもいいんじゃないかな!レゴラスすげえよ。
あ、あとやっぱりファンタジースキーとかRPGスキーにもお勧めしたいなー。
あ、あと、ドラゴンスキーにもお勧めしたいな!(きりない)
これもさあ、語りだすとキリがないので涙をのんで、箇条書き!
・ビルボさんが戦いに目覚めた!画像の通り完全に人殺しの目になっています。
もうビルボちゃんとか呼べないよ、ビルボ先輩だよ!
マーティンの演技は今回も圧巻。よくも悪くも、マーティン。
・今回のヒロインはキーリ。さながら子犬。かわいいよ、かわいいけどさあ!
私的にはタウリエルはいらない派。中途半端な恋なぞ過酷な冒険にはいらんよ!
だいたいドワーフの恋(執着)は命がけなんだろ?
そんなポエム的なものですむようなもんじゃないんだろ?!
叶わなかったら死んじゃうくらいのもんじゃないの?
伯父上を見ろよ!もううっすら病気じゃんか!アーケン石に恋するあまり!
まあ違う意味でキーリも死にかけてるけどさ。
とにかくそんな女々しいこと言ってたらお兄ちゃん(フィーリ)おこだよ!
・とはいえタウリエルはレゴラスを活かすためにいい役割ではある。
レゴラスが指輪のときとだいぶいろんな意味で違っておもろい。
ここから指輪までの60年のあいだに何があったのよ!って言うレベル。
・ドワーフのわちゃわちゃの安定感。
・トーリンに先導させちゃダメだー!何もなくても迷う王様だぞ!あいつ!
・樽のところ最高に楽しい。スプラッシュマウンテン。
・バルドさんの面倒見の良さに苦労性が垣間見える。三部の活躍期待。
・スマウグ(竜)かわいい!賢いのかアホなのかわからん。
(飛び立つ直前一瞬うつる)後ろ姿とかめちゃかわいい!あれほしい!
・そしてまた、こんなところでおわりか…or2
あとドワーフひとりひとりについて語りたいけど、誰も求めてないと思うのでやめる。
いやー、ほんとになあー、これ第三部、私泣きすぎて死ぬよね、きっと。
●ラッシュ〜プライドと友情〜
いやーソーの時も思ったけど、クリヘムの身体厚いな!筋肉!
とそれはさておき、こちらはダニエル・ブリュールがニキ・ラウダに似すぎててびっくりした。
この二人は性格もスタイルも全然違って、ライバルなんだけど
けっして憎みあってはいないのね。挑発だってしあうし、言い合いもするけど
だけど二人きりでしゃべるシーンはほとんどない。最後くらい?
いつだってサーキットで、あるいはまわりに大勢の人のいる場所で、
二人は火花を散らしあって、まわりは二人の確執を思うし、
レーサーなんだから、互いに意識して死んでも負けたくない、
相手を叩きのめしてやりたいっておもうのは本物だけど、
だけど別に二人は憎みあってはいないのよ、やっぱりどこか認めあってもいる。
そういうのが私はすごく尊いと思ってしまうタイプなので、ぐっと来てしまうのです。
だって『自分とは違う。邪魔なときもある。でも憎めない。』って
すごくすごく大事な感情じゃない?人生において。
●大統領の執事の涙
なにげにキャストが豪華なのではないだろうか。
アラン・リックマンさまが出てきてびっくりしたよ。
相変わらずの素敵ヴォイスでした。
まあ、それはともかく、すごくこれ、題材面白いと思うんだよね、
より直接的に戦う方法を選ぶ息子との確執も含め。
キング牧師が「黒人メイドや執事は戦士である、無意識的であれ。
かれらは白人に黒人が信頼に足る人間であることを示した。」的な(うろおぼえ)
ことを言う場面があるけど、あれだよね、北風と太陽思い出すよ。
黒人の権利についての戦い方の対比という意味では、でもこれ物足りない。
でもって、じゃあ、単なる一人の男の話なのかって言うと
まあそりゃそうなんだけど、それもまたなんかちょっと薄いんだよね…。
あえて、政治的に無関心であろうとしたのか、
それとも本当に単純にどうでもよかったのかとか、ちょっとわかんない。
あ、でもあれです、オプラ・ウィンフリー、
役者としては初めて見たけどなかなか良かった。うん。
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