5月 9 2011

シャッターアイランドをみたよ

いい天気です。暑い。しかし明日からは雨だそうだ。

GW明けのいい感じにだるぅい日々再来。


んで、去年の今頃何してたのかと思ってBlogさかのぼってみたら、

タイフェスきゃっきゃ、ラオスフェスきゃっきゃとかしてた。

平和だったな。あの頃は!


気候もよくなってあちこちお出かけ欲もわいてきますが、

GWなにしてたかっつーと、諸々の都合により引き蘢って

「涼宮ハルヒシリーズ」一気見とかしてた。長門さん萌え。とか。今更か!

でもあれだね、話題になるもんはそれなりに面白いの法則。

ハルヒについて熱く語ってもいいのだが、それもちょっとアレでアレなので、

GWに見た映画のレビューでもする。おとなしく。

シャッターアイランド

ポスターが怖い。そしてネタバレっぽいので畳むよ!

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4月 11 2011

目が喜ぶ絵「乙嫁語り」

あれからひと月。今日も大地は揺れていますよ。

もう地面ていうのはデフォで揺れるものだという刷り込みになってきた。


そんななか、久々に漫画をいろいろまとめ読みしたのですよ。

「鋼の錬金術師」の最終巻とか「テルマエロマエ」の2巻とか。

日本の漫画は偉大だな!と思う中、やはりこれをレビューせずにはいられない。

エマ&乙嫁語り

大好きだぜ。森薫氏。ラブ。

今回やっと読めた「乙嫁語り」。ちなみに「エマ」は既読。

どちらも絵が綺麗。目が喜ぶ漫画。

好きなものを好きなように情熱(変態的執着)がほとばしるままに描いてる。


基本的に、「アホなのかしら、この人(褒めてる)」っていうほど

細かくディテールまで描き込む漫画、嫌いじゃない。いや好き。

「ベルセルク」とか「ヴィンランドサガ」とか。

ああ、もちろん、ストーリーテリングの能力はいうまでもないんだけれど。

絵だけ綺麗で話がうんことかはあまりみかけないけれど、絵がイマイチなのはけっこうあるよね。

漫画はやっぱり絵って重要じゃんか。。

「進撃の巨人」もおもろいけど、絵が(まだ)どうしてもなじめない。

「カイジ」も実は絵が苦手。あれは下手なんじゃなく個性だけど。


あ、話がずれた。


森さんの前作「エマ」も大層美しく面白かったけど、

「乙嫁語り」の舞台は中央アジアの遊牧系民族だよ!騎馬民族はぁはぁ!

あ、ちなみに英国も大好きですけどね。「黒執事」とかも好きだし。

だけど中央アジアとかが舞台ってあまりないからね!wktkですよ。


「エマ」もだけど「乙嫁語り」もなんだろう、お話(ドラマ)もなんだけど

その時代の、その場所の日常や文化がリアリティあって、ちゃんと描かれているのがいい。

刺繍のくだりとか、パン焼きのくだりとか、素敵。


強いていうなら「エマ」より「乙嫁語り」の方がキャラが好きだな。

私自身がお花に一切興味を示さず、虫ばっか採ってた少女だったので、

鷹大好きティレケちゃんとか、超親近感!かわいい。

あと森薫史上(私的には)最強の萌キャラがでてくるよ!それはパリヤたん。

パリヤたん、いい旦那さんが見つかるといいね!


これあとどのくらい続くのかなー。

このあとは旅立ったスミス氏のサイドに話が移るようなのでちょっと変わってくるのかな。

パリヤたんまた出てくるといいんだけど…。

いずれにせよ、楽しみ楽しみ。


乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)


3月 28 2011

異形の魅力「忍びの国」

やべえ。忍びかっこええ。なんだろう、この魅力。

なんだかんだ言って忍者ものとか大好物です。

忍びの国

「のぼうの城」が割に面白かったのでこちらにもにょろっと触手。

「忍びの国」だもの、ええ、忍者ものですよ。

史実と虚構を上手く組み合わせた手法はのぼうとおなじだけれど、

私的にはこっちの方が好み。おもしろかった!

だいたいね、「甲賀忍法帖」とか大好物ですからね。

山田風太郎氏のものすごい荒唐無稽なフィクションっぷりもすてきだけど

こちらは人物に無理なくキャラクターを与える技がすごく上手い作者さん(和田竜氏)なので

ただでさえキャラが立ちがちな忍者とかもう!すてきでござるよ。


忍びは人非人。人の価値観と違うルールで生きてる、異形の悪集団。それが前提。

無門という忍者が主人公?なんだけれど、彼もまた、人非人。

だけどね、なんか憎めない。残酷な子どもみたいで、無邪気なの。

最終的にある出来事で、彼は変わるのだけど、そこがね、泣ける。

こういう心のあり方や変わり方っていうのは、あるよねって思っちゃう。

そのリアリティで、なんか泣ける。


無門はすごく強いんだけど、その強さとかも単純に楽しいし、

やっぱりなんか私には、アウトローや、モンスターや、異形って、心惹かれる題材なんだなー。

そういうものが単純に悪なんじゃなくて(存分に悪であっても欲しいんだけど)

彼らなりの心や道理があるものが好き。


いよいよ司馬遼太郎大先生の「梟の城」とかも読むべきかしら‥これは。


忍びの国 (新潮文庫)のぼうの城