3月 15 2010

サイキック願回〜陋巷に在り全13巻

かれこれ2ヶ月くらいかかったのか?

酒見賢一「陋巷に在り」全13巻、おわりましたー!どんどんぱふぱふ〜。

13巻分まとめてレビューとか無理がありすぎたw

陋巷に在り

挿絵が毒々しいwだがそれがいいw


話としては孔子(論語のひと)の愛弟子の願回と言う若者がおって、

そのひとがなんかこう、対立する術師やらなんやらとあれこれという、

一時期キョンシーからはじまってチャイニーズゴーストストーリーとか

ああいう中国独特のサイキックものの映画がはやったけど、それに通じるような

基本的にサイキックファンタジーなお話ではあるのですよ。

神様やら魑魅魍魎やらそれこそキョンシー的な鬼神もこんもりでてくる。


それと、孔子も重要な登場人物なので、論語的な

(って論語読んだことないですけどね!)

いわゆる『礼』に始まり、「仁」「忠」「孝」などの儒教の教えがこんもりでてくる。

奇想天外な世界と、真面目な教えの奇跡のコラボレーション!(そうか?w)

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3月 1 2010

私の男/モンスター

今日から3月です。がくぶる。

すっかり読書ブログ、映画ブログと化していますが、

登録カテゴリを考え直した方がいいかもしれんw



で、先週のピックアップ。


私の男

勢い余って(?)またもや桜庭一樹。

この人の本、装丁がいいよね。つい、手に取っちゃう。

さっき知ったけど、これ、直木賞取ってるのね。


いやー・・・。

きつかったっす。・・なにがって、近親相姦が主題だからさ。

タブーとされている性っていうのは世の中まあ結構色々あって、

私は基本的には当人同士がよけりゃ何だっていいと思うけど、

なんだろうなあ、近親相姦だけは厳しいのよね。

良い悪いじゃなく、個人的に、受け付けない。

私にしてはめずらしく(?)嫌悪感が先に立つ。ので、きつい。

なんでだろうなあ・・。たぶんね、一番垣根が低いからかもしれない。

なんかこう・・一番陥りやすそうで、ありえそうで怖いんだろうなあ。

ああ、うん、怖いんだね。気味が悪いんだね。

そもそも私は血の繋がりっていうのが怖いんだもんなあ・・。気味が悪いし。

他のなんだ、SMとかゲイとかロリとか死姦とかフェチとかは怖くないんだけど。

↑それもどうなのw


なんかねえ、近親愛って行き場がないんだもん。

どう転んでもなんかあんまり幸せじゃなくて苦しい。

そんなことないのかなあ。覚悟の問題かなあ。

この小説の主人公の花は結局(実父と添い遂げる)覚悟がなかったってことなのか、

そういうものでもないのかなあ。

やっぱり常識は偉大でいずれ父娘はそうあるべきじゃないって思うもので、

それが正解ってものなのか、やはり私には血の問題はよくわかんない。

まあ、だいたい普通の恋愛でさえ、覚悟なんてそうそうできるもんでもないからなー。


いろいろ読了するのが苦しかったけど、意地で読了。そしてぐったり。

で、気分転換にこちら。

モンスター


気分転換にならないwww

これ見るの3回目くらいなんだけど。好きなのよね、これ、なんか。
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2月 18 2010

少女七竈と七人の可愛そうな大人

若干体調が優れないのでおひるごはんはラーメン。

麺屋好日@東中野 煮卵ラーメン@800円


ラーメン


やさしいお味のラーメンです。パンチはないがな!

胃が弱ってる時に食べたくなるw


さて、今日はこのブログを始めて以来初の日本人の作家さんです。

いや・・そんなに海外の文学ばっかり読んでるワケではないのですよ。

なんかここのところ海外(南米)づいてるけど!


少女七竃と七人の可愛そうな大人


桜庭一樹氏、初読み。

なんとなく(恋愛小説というジャンルがあまり好きじゃないから?)

敬遠していたのだけど、おもしろかったです。

七竃と雪風てw名前が素敵すぎる。
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