2月 15 2010

クラウスとリュカ〜悪童日記3部作

寒さのあまりこの期に及んで電気ストーブをマイデスクの後ろに出しました。

来週にはしまう予感!


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乾いた絶望を書いたら随一だと思います。アゴタ・クリストフ。

高校生(むかしすぎる!)のころに最初の悪童日記は読んだのね。

すごい面白いと思ってずっと覚えてたんだけど、

実は残りの2つは読んでなかったので、再読&新読。


やはり悪童日記はおもしろい。今回3作読んで、その結果、

いわば悪童日記は作中作であるという二重構造が判明したけど、

悪童日記だけで、満足して終わらせておくのは全然ありと思った。

悪童日記は子供の頃の話だから、余計なんだろう、シンプルなのかな。

残酷さや、逞しさや、哀しさや、おかしさも、シンプルで響く。

好みすぎる。こういうのが好みって、声を大にするのもなんかアレだけどさ・・。
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2月 9 2010

ベロニカは死ぬことにした

うーむ、ちょいとサボってるうちにjQueryはいろいろ使えることになってるなあ。

かっちょええのいろいろあるし。しばし情報収集に尽力すっか。

こんど、ギャラリー関係これでつくりたいなあ。

追加とか更新とかうまくやればラクチンそうだよね・・・。


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はい、パウロ・コエーリョ。

14分間(あれ、11分間だっけ?)も読みましたけど。うーん。

けっこうさ、スピリチュアルと言うか、精神世界よりの作家さんではあるよね。

しかし、こういう話とは思わなんだw

嫌いではないんだ。嫌いではないんだけれど、

むしろね、主人公の女の子たちのパーソナリティ的には

好きなタイプ、共感できるタイプのキャラクターのはずなんだけど、

なんかこう、しっくりこない。

微妙に、共感できない。理解は出来るんだけど。

これは、完全に作家さん(文章?)との相性だね。


ああだけど、狂っているかいないかの境界線の話とか、

正常であるっていうのは単に社会的に都合がいいっていう判断に過ぎないとか

この辺の話はすごく同感。
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2月 1 2010

我が悲しき娼婦たちの思い出/
世界最速のインディアン

どうしよう、「陋巷に在り」(注;全13巻)に手だしちゃったYO!

続き物とかシリーズとかはヤバいからなるべく手を出さずにきたのに!

ちなみに、これまでに全部読んだ!といえるシリーズ。

・指輪物語

・ハリーポッター

・十二国記

・・・なんと軟弱なチョイス!w


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てなわけで、ガルシア・マルケス。

「百年の孤独」「ママ・グランデの葬儀」につづき3冊目に何故かこれをチョイス。

本て、装丁とか大事よね。綺麗な装丁だったので、これをチョイスする短絡的な私。

「コレラの時代の愛」読みたかったんだけどなかったからさ。


いやー、読みやすい!あくまでマルケスの基準だけど、読みやすかった。

一番最近の本だからかね?

百年の孤独のワケの分からん重厚さはないけれど。

ていうかマルケスって川端康成とか読んでるんだ・・・。

あいつは日本の誇る変態だよ・・(褒めてる)

そんでインスピレートされて出てきたものがこうなるあたり、南米は明るいよね・・。

前に読んだのがアゴタ・クリストフだったからか、明るさ2倍増しに感じるぜ。


つぎこそ「コレラの時代の愛」を!

陋巷が終わったら・・・。
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